ダイニングテーブルの上でハイハイ!?
ママ友のお子さんの女の子は、わが家に来るなり元気に遊び始めました。そして、ダイニングテーブルに椅子を使って上り、そのままハイハイしだしたのです。
「えっ、止めないの? 落ちたら危ないよ」とお母さんに声をかけると、「見ているから大丈夫だよ」と言われてびっくり。しかし、してほしくないことはきちんと伝えようと思いました。
「うちではダイニングテーブルの上に乗っちゃいけないって伝えているし、もし事故が起きたら怖いから、それはやめてほしいな」と伝えると、悪びれる様子もなく「そうなんだ。うちでは禁止していることは特にないから同じ感覚でいた」と言うお母さん。
この返事に、私は自分の常識を相手に求めすぎかなと思い悶々としました。結局、女の子自身が降りようとするまでニコニコしながらわが子を見守っているそのお母さん。私はハラハラしながら、ただ見守ることしかできませんでした。
子ども同士を遊ばせるには早すぎた?
ダイニングテーブルでのハイハイを許容してしまうと、わが家の長男もまねをしてしまうかもしれませんし、万が一落ちてケガでもしたら大変です。
わが家のルールを伝えても守ってもらえないし、今後もこのようなことが起きないためにも、そのお母さんとは外で会ったときにあいさつするぐらいにして、少し距離を置くことにしました。
自宅に招くなら、子育ての方針や感覚が近い人のほうがわだかまりなく付き合えるのかもしれません。また、子ども同士を遊ばせるには少し早かったのかなとも思いました。
子どもが低年齢のときに、誘われておうち遊びをさせてもらったこともありますが、自分の常識を相手にも求めてしまっていた私。子どもの年齢が近くても親同士の感覚や常識まで近いとは限らないと痛感した出来事でした。
著者:小川 朝美/7歳男児・6歳男児・2歳女児の育児をしつつ、医療技術職として働くママ。子育て経験談や趣味について執筆するライターとしても活動中。電車大好きな息子たちの健忘禄として鉄道ブログも執筆している。
イラスト:森田家
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年4月)