6月生まれの女の子4,005名の名前から、人気の「フルーツネーム」を紹介します。
1位 杏(主なよみ:あん)
女の子に最も人気だったフルーツネームは「杏」でした。年間名前ランキングで2022年は24位、2023年は19位と順位を上げています。
愛らしい花を咲かせる「杏」は、英名では「アプリコット」と呼ばれ、甘くみずみずしい実をつけます。早春に桜よりも一足早く薄いピンク色の花を咲かせることから、特に春生まれの赤ちゃんに人気です。
「あん」というよみは海外でも通用するため、グローバルに活躍する姿を期待し名付ける親御さんも多いよう。有名人では、女優の杏さんが同名で活躍されています。
2位 柚希(主なよみ:ゆずき)
2位にランクインしたのは「柚希」でした。2023年・2022年ともに年間名前ランキングでは44位ですが、今年はさらなる順位アップが期待されます。
「柚」はミカン科の木。冬に香り高い実がなることで知られ、みずみずしく爽やかな印象を与える漢字です。そこに「まれであること」や「願い」を表す「希」という漢字を組み合わせることで、存在の尊さや希望を感じます。
3位 柚葉(主なよみ:ゆずは)
3位に入ったのは「柚葉」。2023年の年間ランキングでは25位、2022年は20位と近年安定した人気がある「葉止めネーム」で、どこか古風で日本的な印象のある「レトロネーム」でもあります。
「柚」は、日本で古くから親しまれてきた果実です。そこに「葉」という漢字を組み合わせることで、よりナチュラルで自然体な雰囲気が出ています。
4位 柚乃(主なよみ:ゆの)※同率
4位に入った「柚乃」は、2位「柚希」・3位「柚葉」に続き、「柚」という漢字が用いられた名前。2023年の年間名前ランキングでは39位、2022年は76位という順位でしたが、今年はさらに人気が高まりそうです。
「柚」という漢字を「ゆ」とよませ、「乃」をつけることで、漢字は日本的で古風な印象に。「ゆの」という二音の響きは新鮮でかわいらしい印象になっています。
4位 杏奈(主なよみ:あんな)※同率
同率で4位にランクインしたのは「杏奈」。2023年の年間ランキングでは51位、2022年は28位にランクインしています。
1位の「杏」に続き、「杏」という漢字を用いた名前。カリンを意味する「奈」を止め字に使い、フルーツネームを組み合わせた名前ですです。
6位 桃花(主なよみ:ももか)
6位に入ったのは「桃花」。2023年・2022年ともに年間名前ランキングでは100位以下のランク外ですが、春生まれの女の子に多く名付けられ、フルーツネーム上位にランクインしました。
「桃」は、春にかわいらしい桃色の花を咲かせ、夏に実が熟す植物。可憐な花と甘い果実の印象、そして「もも」というかわいらしい響きから、女の子の名付けに人気のです。
7位 柚凪(主なよみ:ゆな)※同率
7位には「柚凪」という名前がランクイン。2023年・2022年ともに年間名前ランキングでは100位以下のランク外ですが、これから人気が高まりそうな名前です。
「柚」という漢字は2023年の漢字ランキングで24位、「凪」は22位にランクインしており、人気漢字を組み合わせた注目の名前。「ゆな」という響きもかわいらしいです。
7位 柚花(主なよみ:ゆずか)※同率
同率で7位に入ったのは「柚花」。 今回のランキングで、「柚」という漢字を用いた名前は5つ目のランクインです。
香り高い実である「柚」、そして可憐な「花」を組み合わせることで、みずみずしさと華やかさを兼ね備えた名前に。また、濁音が入る名前のよみは重厚感が出て、印象的な響きになります。
9位 梨瑚(主なよみ:りこ)※同率
9位にランクインしたのは「梨瑚」。2023年・2022年ともに年間名前ランキングではランク外。「りこ」という二音ネームは近年人気のよみで、年間ランキングでは2022年は18位、2023年は22位です。
「梨」は、果実のナシを表します。白い可憐な花を咲かせたあと、みずみずしく甘い実をつけます。漢字のかわいらしいイメージから、女の子の名付けに人気です。
9位 優杏(主なよみ:ゆあ)※同率
同率で9位に入ったのは「優杏」。「杏」という漢字を用いた名前は、「杏」「杏奈」に続き3つ目のランクインとなりました。
「優」には、「美しく人より優れている」という意味があります。「杏」という漢字と組み合わせることで、よりしっとりと落ち着いた雰囲気のある名前になっています。
9位 結梨(主なよみ:ゆり)※同率
さらに9位にランクインしたのは「結梨」。「梨瑚」という名前に続き、「梨」という漢字が用いられている名前がランクインしました。
「結」という漢字には「物事をまとめて締めくくる」という意味のほかに、「植物が実をつける」という意味もあります。そのため果実を表す漢字との相性が良く、響きも可愛らしくまとまります
9位 柑奈(主なよみ:かんな)※同率
さらに9位に入ったのは「柑奈」でした。「かんな」というよみは年間ランキングで2022年36位、2023年48位とTOP50入りしています。
「柑」は「柑橘」といった単語に用いられ、主にみかん類の木を表す漢字です。みかんのような爽やかな甘さやみずみずしさを感じさせ、活力や若々しさをイメージさせます。
6月生まれの女の子に名付けられたフルーツネームランキングでは、「柚」という漢字を用いた名前が5つランクイン。年間を通して人気の漢字で、近年の名付けの一大トレンドとなっています。
また、全体的に日本的で古風な響きの名前が多く、フルーツネーム×レトロネームの相性が良いようです。ぜひこれからの名付けの参考にしてくださいね。
photo:@__iro_baby__さん(べビカレメイト)
<調査概要>
調査対象:株式会社ベビーカレンダーが企画・運営している「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」「ベビーカレンダー全員プレゼント」のサービスを利用された方
調査期間:2024年6月1日(土)〜2024年6月25日(火)
調査件数:女の子:4,005件