6月に誕生した女の子の赤ちゃん4,005人の名前から、花にまつわる漢字やよみの「フラワーネーム」ランキングを紹介します。
1位 陽葵(主なよみ:ひまり)
6月に最も人気だったフラワーネームは「陽葵」でした。2024年上半期のフラワーネームランキングでも1位だった「陽葵」。さらに 2023年・2022年ともに年間名前ランキングでも1位に輝いています。男女どちらの名前にも用いられるジェンダーレスネームとしても知られています。
「ひまり」というよみはひだまりやひまわりを連想させ、明るい人柄を感じさせます。また、「葵」は太陽に向かって育ち、可憐な花を咲かせるアオイ科の植物のこと。明るくすくすくと育つイメージから、近年名付けに人気です。
2位 結菜(主なよみ:ゆな、ゆいな)
2位に入ったのは「結菜」。2024年上半期のフラワーネームランキングでは3位。2022年名前ランキングでは6位、2023年は7位と、TOP10入り常連の人気の名前です。
「結」は結ぶこと、物事をまとめて締めくくること、植物が実をつけることなどを表し、「菜」は春に花を咲かせる菜の花の意味。「ゆな」「ゆいな」という響きもかわいらしい印象です。
3位 葵(主なよみ:あおい)
3位にランクインしたのは「葵」。1位の「陽葵」に続き、「葵」という漢字を用いた名前がランクインしました。2024年上半期のフラワーネームランキングでは2位、2022年の名前ランキングでは3位、2023年は11位と、近年大人気となっています。
「葵」も人気のジェンダーレスネームの一つ。同名では、女優の森川葵さんが活躍されています。
4位 陽菜(主なよみ:ひな)
4位には「陽菜」がランクインしました。2024年上半期のフラワーネームランキングでは3位。年間名前ランキングでは2022年は9位、2023年は10位と、毎年人気の名前です。
「ひな」という響きは「雛」を連想させ、愛らしさを感じさせます。また、春に黄色の愛らしい花を咲かせる菜の花の「菜」を用いた、「菜の花ネーム」としても人気の名前です。
5位 莉子(主なよみ:りこ)※同率
5位にランクインしたのは「莉子」。2024年上半期のフラワーネームランキングでは9位、2022年名前ランキングでは7位、2023年は9位に入っており、近年TOP10入りを続けている非常に人気の高い名前です。
「莉」は、ジャスミンを表す「茉莉花」の一文字。7位の「咲茉」に続き、「茉莉花」の一文字が用いられた名前です。止め字に「子」を用いた人気のレトロネームでもあります。
5位 蘭(主なよみ:らん)※同率
同率で5位に入ったのは「蘭」。2022年・2023年ともに名前ランキングでは39位となっており、今年のランクアップが期待されます。
「蘭」は、良い香りが特徴のラン科の花を表します。気品のある姿や甘い香りが漂う雰囲気から、魅力的な女の子をイメージさせる名前です。
7位 美桜(主なよみ:みお)
7位は「美桜」。2024年上半期のフラワーネームランキングでは5位、2022年名前ランキングは27位、2023年は29位に入っています。
「みお」というよみがみずみずしい印象も与え、全体として麗しい「サクラネーム」になっています。同名では、女優の今田美桜さんが有名です。
8位 紗菜(主なよみ:さな)※同率
8位に入ったのは「紗菜」。2位の「結菜」、4位の「陽菜」に続き、「菜」を用いた「菜の花ネーム」がランクインしました。年間名前ランキングでは2022年は49位、2023年は42位となっており、今年はさらに人気が高まりそうな名前です。
「紗」は麻や綿を使った糸を表し、繊細で美しい印象。そこに明るくあたたかみのある「菜」を組み合わせることで、魅力的な女の子をイメージさせる名前になっています。
8位 咲茉(主なよみ:えま) ※同率
同率で8位に「咲茉」がランクインしました。2024年上半期のフラワーネームランキングでは7位。そして、2022年名前ランキングでは12位、2023年は14位と、近年とても人気のある名前です。
また、「えま」というよみは年間ランキングで2021年以降3年連続で1位となっている今最も人気のあるよみです。
「茉」は「茉莉花」の1文字で、ジャスミンという花を指す漢字。そこに「咲」という漢字を組み合わせることで、美しい花が咲く様子を連想させます。
10位 菫(主なよみ:すみれ) ※同率
10位は「菫」。 2022年の年間名前ランキングでは102位、2023年は62位という順位ですが、今年はランクアップが期待される注目の名前です。
「菫」は、春に小さな花を咲かせる野草。「謙虚」「誠実」「小さな幸せ」といった花言葉があるそう。その親しみやすく愛らしい様子からも、女の子の名前に多く用いられていました。
10位 桜(主なよみ:さくら) ※同率
同率で10位にランクインしたのは「桜」。 2022年の年間名前ランキングでは81位、2023年は57位。毎年特に春生まれの女の子に増加する名前です。
日本を象徴する花である「桜」は、優美な印象を与える漢字。そして桜の花が咲くと皆集まって花見などをすることから、「万人に好まれる存在になってほしい」という願いも込められているようです。
「葵」を用いた名前が2つ、「菜」を用いた名前が3つランクインしており、フラワーネームでは人気の漢字となっています。また、「茉莉花」の「莉」という漢字を用いた名前も毎回上位に見られるほか、「葵」「蘭」「菫」「桜」など漢字一文字の花の名前が4つランクインしているのも印象的でした。これから女の子をご出産予定の方は、参考にしてみてくださいね!
photo:@momo_202415さん(べビカレメイト)
<調査概要>
調査対象:株式会社ベビーカレンダーが企画・運営している「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」「ベビーカレンダー全員プレゼント」のサービスを利用された方
調査期間:2024年6月1日(土)〜2024年6月25日(火)
調査件数:4,005件(女の子)