職探しの相談は就労支援センターへ、また児童手当などの福祉に関する相談は福祉事務所へなど、相談ごとにいろいろなところへ行かなくてはならない場合が大半です。ましてや小さな子どもを連れて行くとなると、さらに大変です。いろいろなことが重なると、すべて1カ所でできたらいいのに!と思うこともあります。そんな思いをかなえてくれる複合施設が荻窪にまもなくOPENします。
複合施設「ウェルファーム杉並」とは?
荻窪税務署および国家公務員宿舎の跡地(東京都杉並区天沼3丁目19番16号)に複合施設「ウェルファーム杉並」がつくられ、2月24日に落成式がおこなわれました。
「ウェルファーム杉並」は、荻窪にあった福祉事務所や消費者センターなどを移転し、新たに在宅医療・生活支援センターや子ども・子育てプラザ、区民集会所などを設置した複合施設です。3月26日より、杉並福祉事務所、消費者センターが開設され、以後順次、各施設の開設が進み、4月9日より「子ども・子育てプラザ天沼」が開設されます。
「ウェルファーム杉並」のコンセプト
杉並区のHPによると、在宅医療・生活支援センターをはじめ、区民の福祉や暮らしをサポートする施設・事業を集約し、相互の連携を図ることで、幅広く区民の生活を支える拠点となるのが、「ウェルファーム杉並」とのことです。
子育て世代だけでなく、高齢者や障害者など幅広い世代や人たちが利用できる場所として、にぎわいそうですね。
一時預かりも利用できる!「子ども・子育てプラザ天沼」
4月9日に開設される「子ども・子育てプラザ天沼」は、妊娠中の方と、子どもとその保護者が利用できる、子どもの成長と子育てを応援するつどいの広場です。子育てに関する各種講座や遊びのプログラムの実施や各子育てに関するサービスの情報提供と利用相談などが可能となります。
また、利用の際は事前登録・予約と利用料が必要とはなりますが、平日午前9時~午後5時まで・土日は午前9時~午後4時までの時間内で、保護者の通院・リフレッシュなどのための「一時預かり」も実施されます。子育てプラザと同じ階には、就労支援センターも併設される予定です。
今回は杉並区での試みですが、この試みが順調にいけば全国各地へと広がっていく可能性もありますね。いろいろなことがひとつの場所で一気に済むようであれば、時間短縮にもなり助かります。自分の暮らしている地域にもこのような複合施設ができるとうれしいですね。(TEXT:東 裕子)