妊娠前は旅好きだったママも赤ちゃんが生まれると、旅行がちょっと遠いものになってしまうかもしれません。とくにヨーロッパは日本からだと遠いので「子どもが大きくなるまで無理かしら……」、なんて思ってしまいますよね。でも、飛行機は席を使わなければ2歳未満までは無料(航空会社によっては何割かかかることがあります)!子どもが大きくなるまで待たずに、行きたいときに行くというのもアリですよ。
動物園は1歳児でもよろこぶ!
とはいっても、子ども連れで観光や美術館巡りは、ちょっと難しいのは事実です。子どもがよろこぶ場所として、動物園はいかがでしょうか。1歳を過ぎれば、なんの動物かを認識することは難しくても、じゅうぶんに子どもも楽しめます。
島がまるごと動物園!
日本から最も近いヨーロッパと言われるフィンランド。その首都ヘルシンキにあるヘルシンキ動物園(Korkeasaari Elaintarha)は島まるごとひとつが動物園。フィンランドは180,000というたくさんの数の島から成り立っていますが、そのひとつが動物園というわけです。
行き方はとってもかんたん。夏であれば、ヘルシンキ市内から船で10分ほど。冬はバスのみ運行しており、ヘルシンキ中央駅から、動物の絵がバス全体についた動物園バスで行くことができます。30分弱で動物園入り口に到着です。
3歳以下は無料!
入場料が3歳以下は無料なのもうれしいポイントです。猿や熊、ラクダ、ライオン、トラなど、見どころはいっぱい。それでも、動物園はとても広いので、混雑していて動物が見にくい、ということはほとんどなさそうです。
海と木々に囲まれたとても空気の美しい動物園内を、ベビーカーに赤ちゃんを乗せて散歩をしているママもたくさんいます。また、この島の中には、遊具や砂場などもあるので、子どもを遊ばせるのにもおすすめです。
ヘルシンキは見どころが中心地に集まっており、移動もトラムで楽々。セーブ・ザ・チルドレンが発表している「お母さんにやさしい国ランキング」では2013年と2014年に1位を獲得しているフィンランド。街のレストランにもキッズプレートなどが充実していて、子ども用品のお店もたくさんあります。日本で人気のマリメッコのアウトレットで子ども服をお得に買えるなど、お買い物も楽しめると思いますよ。(TEXT:ヒロコ ラメッシェ)