産後はゆっくりからだを休めたいけれど、なかなかそういうわけにはいかないというのが現状です。疲労やストレスで体調を崩してしまうママも少なくありません。そんな中、増えてきているのが「産後ケア施設」です。
街全体で子育て支援に取り組んでいる千葉県浦安市は、その一環として市内のホテルの客室を利用して、市内在住のママと赤ちゃんを対象とした日帰り型産後ケア事業を2015年6月から実施しています。”癒しを感じる非日常の空間で、助産師に相談ができる”と浦安市在住のママたちに好評で、常に予約はいっぱいになるそうです。
今回は、その実施施設のひとつである東京ディズニーリゾート®パートナーホテル【オリエンタルホテル 東京ベイ】へ訪問し、その特徴とこだわりについてお話を伺ってきました。
子育て奮闘中のママに人気! 浦安市がおこなう産後ケアの特徴とは?
▲東京ディズニーリゾート®︎パートナーホテルとして人気の【オリエンタルホテル 東京ベイ】
テーマパークを中心に一流ホテルが点在する街、千葉県浦安市。市内在住のママと赤ちゃんを対象とした個別型の日帰り型産後ケア事業は、東京ディズニーリゾート®パートナーホテルとして人気を誇る【オリエンタルホテル東京ベイ】と【ホテルエミオン東京ベイ】の客室を利用しておこなわれています。“オリエンタルホテル東京ベイ”は事業開始当初の2015年から市と連携して産後ケア事業に取り組んでいます。
実際にケアを担当されている産前産後ケア推進協会の助産師・古谷真紀さんに、事業内容について詳しく伺いました。
▲産前産後ケア推進協会 助産師の古谷真紀さん
古谷さん「本事業は浦安市がおこなう産後ケア事業のひとつで、浦安市在住の産後のママと生後120日未満の赤ちゃんを対象に、ホテルのお部屋で助産師がマンツーマンでケアをおこないます。利用当日のカウンセリングをもとにケアプログラムを作成する、いわばオーダーメイドのケアです。内容はさまざまで、育児相談、授乳相談、母体へのケア、お昼寝、入浴などママのご希望に合わせた、個別性のあるものになります」
プランを個別に作成することで、利用者から高い満足度を得られているのだとか。さらに、人気の理由にはホテルの手厚いサービスを受けられるという点もあげられます。
古谷さん「通常、産後ケアといえばご自宅への訪問や病院や助産院、産後ケアセンターなどの施設でおこなうことが多いと思います。浦安市は子育て支援がとても充実していて、市内の施設を活用して産後ケア事業を展開していますが、ホテルにご協力いただくことで、日常とはちょっと違う空間でケアを受けられるという特別感がママたちに好評です。
浦安市に住んでいると市内のホテルに泊まることはなかなかないけれど、これを機に泊まってみたくなったという声もいただきます。オリエンタルホテルには託児サービスのオプションもあるので、上の子を連れてちょっと外に出かけられるきっかけになれば、ということで来られる方も多いですね」
小さい子どもを連れてどこに遊びに行けばいいのか分からず、つい自宅に引きこもりがちのママが外に出るきっかけにもなっているようです。
▲11階の客室「ベビーズスイート」にて産後ケアがおこなわれています
千葉県浦安市日帰り型産後ケア(オリエンタルホテル東京ベイ)の詳細を見る