乳児湿疹には2種類あるって本当? 適切なケア方法とは【助産師に相談】

2018/05/03 19:00
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ベビーカレンダーの人気コンテンツ【助産師に相談】の中から特に注目をあつめた質問の内容を一部抜粋してご紹介します。今回は、生後5週間のお子さんに発症した乳児湿疹が悪化してしまったというママさんからの相談です。

乳児湿疹のイメージ

 

「気軽に専門家に質問ができて、さらに返信も早い」とママから日々感謝の声が寄せられているベビーカレンダーの人気コンテンツ【助産師に相談】の掲示板。その中から特に注目をあつめた質問の内容を一部抜粋してご紹介します。今回は、生後5週間のお子さんに発症した乳児湿疹が悪化してしまったというママさんからの相談です。

 

Q. 乳児湿疹が悪化。本当に洗浄と保湿だけでいいのでしょうか?

生後5週間の男児です。2週間前から顔に乳児湿疹が広がり、1週間前から耳にも湿疹が出ています。顔の湿疹は1カ月健診時に小児科医に診ていただき、「清潔にして保湿を」とのことでした。耳はその後に症状が出て、黄色い汁が外耳全体に出て固まっている状態です(耳の内側からも少し)。洗浄時に固まったかさぶた状のものを取ると黄色い汁がまた湧き出てきます。

 

顔と同様に、耳のあたりも洗浄と保湿だけでいいでしょうか? 顔には赤い湿疹のみで黄色い汁は出ていません。それともほかの対応、医療機関での受診が必要でしょうか。まだ予防接種を受け始めていないこともあり、ほかの病原菌の感染リスクがあるのであれば、病院にはなるべく行きたくありません…。ご回答よろしくお願いいたします。

 

宮川めぐみ助産師からの回答

息子さんはよく右側を向いて寝ていますか? 右耳が寝ているときに擦れてしまって、黄色の汁が出てきてしまうのではないかと思いました。お湯で流して、かさぶたになっている部分は取らないでおいてみてください。きれいにしたら、上からワセリンでフタをしてもらうといいと思います。こまめに塗ることで、治りが早くなると思いますよ。ワセリンが皮膚の代わりになってくれると思います。それでも治りが悪いようであれば、皮膚科を受診してみてくださいね。

 


※参照元:ベビーカレンダー「助産師に相談」コーナー〈 https://baby-calendar.jp/talk/category/tree/11/0

 


乳児湿疹とは?

乳児湿疹とは、乳児期早期から顔や身体に現れる湿疹のことです。赤ちゃんの肌はまだ真新しいため乾燥などに弱く、炎症を起こしやすいことが原因とされています。


この原因について、神奈川県立こども医療センターの医師、松井潔先生はこのように解説してくれています。

 

「皮膚は体をまもる大切なバリアーですが、乳児期は皮膚が薄く、皮脂が欠乏したり(ドライスキン)、乾燥しやすいため、皮膚のトラブルおこしやすい時期です。皮膚が赤くなる乳児湿疹は、乳児アトピー性皮膚炎や接触性皮膚炎が原因です。赤い部位は炎症を起こしているので、かゆみがあります。このため、赤ちゃんが爪で掻くと、出血したり、細菌が侵入して膿痂疹ができたりします」(松井潔先生)

 

質問者さんのお子さんのように、床や布に擦れてしまって肌に傷がつき、炎症を起こすケースもありますが、だいたいは、食べ物やよだれがつく顔や口周囲や胸部、尿や便がつくおむつ部にできるのが接触性皮膚炎で、足の付け根や膝裏、肘裏など関節の屈曲面の皮膚にできるのが乳児アトピー性皮膚炎だといわれています。

 


湿疹ができてしまったときの対処法は?

それでは、湿疹ができてしまったら、どうすればいいのでしょうか? まず大前提として常に清潔を保ち、保湿することですが、かさぶたはどうすればいいのか、保湿は何を使えばいいのか、部位ごとに対処を変えたほうがいいのかなど、疑問を挙げればたくさん出てきます。見ているだけで可哀想な乳児湿疹。少しでも軽減させてあげるには、どうするのが近道なのでしょうか?

 

「赤い部分は炎症を起こしているので、ステロイド軟膏を塗ります。ステロイドはもともとからだのなかにあるホルモンで傷を修復するのに重要な役割をもっています。ステロイド軟膏はそれを外から補ってあげるために使用します。乾燥した部分はかゆみが出るので、ワセリンやヒルドイド軟膏などの保湿剤、アズノール軟膏等をぬります。傷や湿疹は「しっとり」とさせておくと治りやすくなります」(松井潔先生)

 


※参照元:基礎知識(ベビー)「乳児湿疹と乳児脂漏性湿疹」〈 https://baby-calendar.jp/knowledge/baby/780

 

接触性皮膚炎の場合のホームケアとしては、湿疹がひどい部位とふだんの体勢などを見比べて、原因と思われる部位をしっかり洗浄・保湿してあげるといいようです。いくつか体験談をご紹介しますので、ホームケアの参考にしてみてくださいね。

  • 「わが子は顔面を中心に湿疹が広がっていました。じゅくじゅくした湿疹もあり、ケア方法を病院で相談したところ、やはり肌を清潔に保つことがいちばんのケアだと言われました。たっぷりの泡で、くるくるマッサージをするように洗いました。毎日洗っているうちに、少しずつ湿疹が改善されてきましたよ」(田中由惟さん)
  • 「髪を洗ってもベタついていたので、私の娘はオイリー肌だと思っていたのですが、逆に肌が乾燥していることで過剰に油分が出て乳児湿疹になっていたようです。赤ちゃんにやさしいベビーソープや保湿用にベビーローションをいろいろと探し、しっかり洗顔と保湿を心がけると、みるみるうちにきれいなお肌に! お宮参りの直前に娘のお肌がスベスベになり、素敵な写真を残すことができました」(藤川智子さん)
  • 「しばらくすると頭皮にも同じような湿疹ができ、体液のようなものが乾燥し、固まっているように見えました。(中略)頭皮に関しては、入浴の30分前にたっぷりと保湿剤を塗ることで、固まっているものを無理なくとることができました。また、顔の保湿はワセリンなど、赤ちゃんが使っても安心なものを使用し、入浴後はもちろん、おむつを替えるたびにかなりの頻度で塗っていました。その結果、1カ月ほどで湿疹はよくなり、頭皮のかたまりも少なくなっていきました。保湿をし続けて半年後にはすっかりきれいになっていました」(吉井ゆみさん)

 

ふだんからお家でケアしてあげることも大切ですが、お子さんの症状にどの方法がいちばん適切なのかを確実に知るには、まずはしっかり医師の診断を受ける必要があります。湿疹の程度に応じて、また治りが悪いときなどは病院で相談してみましょう。

 

ベビーカレンダーは、妊娠や育児のお悩みを抱えたママさんの強い味方でありたいと思っています。自分だけではどうしても解決できなかったとき、不安で仕方がないときは本物の助産師や管理栄養士がリアルタイムでお悩みや質問にお答えする『助産師に相談』『管理栄養士に相談』の掲示板をぜひご活用ください!


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