わが子が歯みがきを嫌がってしてくれないことがあり、どうすればやる気になってくれるのか悩んでいました。1歳過ぎ、歯みがき習慣をきちんと身につけてもらいたい。そこでいろいろ試してみたところ、「歯みがきをしよう!」と声がけをするより、効果のある方法がありました!
歯みがきを促す声がけ △
1歳を過ぎ、食べられる物が増えてきました。これから虫歯が気になる時期です。歯みがき習慣を身につけてもらいたくて、わが子に「歯みがきをしよう」と促していましたが首を縦に振りません。「歯医者さんに行くのはこわいよ」と言ってみても、まったく反応しません。
結局、無理やり歯磨きをさせることになり、泣きわめくという悪循環でした。わが子の場合、こうした声がけはあまり効果がありませんでした。
歯みがきの絵本を読む ○
歯みがきに興味を持ってもらおうと、今度は図書館で絵本を借りてみることにしました。わが家のお気に入りは、きむらゆういちさん作・絵の『はみがきあそび』(偕成社)。この絵本には、犬や猫が楽しそうに歯みがきをする絵が描かれています。
わが子はしかけ絵本が大好きだったので、この絵本を気に入った様子でした。この絵本に出会ったことをきっかけに、歯みがきを嫌がることが少なくなり、かなり効果があったと感じています。
歯みがきのよさを言葉で伝える ◎
また、私が歯みがきをしたあと、わが子に「お口の中が気持ちよくなった♪」と笑顔で伝えたことがありました。するとわが子も歯ブラシを手に取り、見よう見まねで歯みがきを始めたことがあります。歯みがきのよさを言葉で伝えると、やる気につながるようでした。
「歯がきれいになって、気持ちがいいね!」と言うと、満面の笑みを浮かべていました。わが子の場合、「歯みがきをすると気持ちがいい」ということを伝えるほうが、あれこれ言うより効果があったと感じています。
歯みがきを嫌がる日は、お風呂ですると機嫌よくしてくれたこともあります。場所を変えてみるのもおすすめです。また「うがい」の練習もお風呂でしましたよ。失敗して濡れてしまっても平気なので、気にせず練習できます。
著者:田中由惟
一男一女の母。二人目の出産を機に食品会社を退職。現在は子育てのかたわら、記事執筆をおこなう。趣味はスポーツとピアノ、美味しいものを食べること。