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神対応と話題!杉並区が革新的な公園ルールを試行→公園が変わった!?戻ってきた古き良き夏の光景とは

ボール遊びや自転車の練習、飲食、大きな声を出すことなどが禁止され、昨今では「公園は子どもの遊び場なのか?」と疑問視する声も耳にするようになりました。ルールが必要であることは理解できますが、子どもが遊べる場所が限られてしまうことに、淋しさすら感じます。

そんな中東京都の杉並区が公園ルールの改正をおこないました。SNSでは「めちゃくちゃいい!」と称賛の声も多数見られます。杉並区が改定した「新しい公園のルール」とはーー?

 

子どもが遊ぶ場所がない!

杉並区の公園では、これまでボール等の使用や自転車の乗り入れは基本的に禁止とされていました。これは杉並区に限ったことではなく、近年では多くの公園で、遊びにくさを感じるような禁止事項が定められています。

 

たしかにボールや自転車は、遊び方によっては危険を伴うため、禁じられるのも理解できます。しかし同時に、子どもが遊ぶ機会を奪っているとも言えるでしょう。また、自転車に乗る練習ができる場所がないことも問題視されていました。

 

そんな中、杉並区では2024年7月に「新しい公園のルール」を試行。一定の条件のもと、ボールの使用や自転車の練習を可としました。

 

 

杉並区都市整備部みどり公園課によると、公園のルールに対する要望は多く寄せられていたそう。子どもの大切な居場所のひとつであるにもかかわらず、禁止事項が多いという声もあったといいます。


そこで、公園のルールについて寄せられるたくさんの要望のうち、頻度の高い項目について、公園利用者アンケート等をもとにルールの見直しを進めたそうです。

 

2024年8月末現在実施している「公園利用ルールの試行についてのアンケート」の途中経過によると、概ね肯定的に捉えられているとのことでした。

東京では珍しい!?公園で花火が許可された夏

「新しい公園のルール」の中でも特に驚いたのが、公園での花火です。さまざまな条件はあるものの、2024年の試行では公園での花火が可とされていました。

 

東京都内では、マンションに住んでいたり庭がなかったりし、花火ができる場所がほぼありません。しかし、花火を楽しみたいと考える人は少なくないようで、2024年の夏は団体利用の届出が約450件あったそう。

 

届出が不要である、大人を含めた5名程度の利用を含めると、たくさんの人が公園で花火を楽しんだことが予想されます。SNSでは公園で花火をしている様子を見た人による「良い光景だった!」という投稿も見られました。

公園が楽しい場所であるために…

しかし、中には「ルールがちゃんと守られるか不安」「花火をするとき、保護者が同伴し、しっかり火の始末等を見てくれると安心ですが、それ以外の方々の利用も増えそうで心配」など、「新しい公園のルール」に不安を覚える声もあったそう。

 

公園は多世代がそれぞれの目的で利用するため、さまざまな配慮が必要です。

 

「新しい公園のルール」の試用期間は2025年3月31日まで。それ以降も、公園が子どもたちの遊び場であるためには、定められたルールはもちろん、時と場合に合わせた気配りが必要となるでしょう。

 

この先もずっと公園で楽しく遊べるように、マナーやルールを教え、子どもの見本になるような振る舞いをしたいですね。

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