その後も二転三転とマキちゃんとはいろいろあったのですが、そんなある日、市の広報誌にマキちゃんのインタビューが掲載されていたのが目につきました。すぐに目を通すと内容は嘘ばかり……。
なかでもインタビューでマキちゃんが"ペッタン手形の代表"として取り上げられていたことが気になったねぼすけさん。以前マキちゃんとミチルちゃんがペッタン手形のことでトラブルまがいになっていたのを聞いていたため、ミチルちゃんに電話をかけることに。
すると、何者かに勝手にペッタン手形の講座で使う部屋をキャンセルされるという嫌がらせを受けていたことが判明。その嫌がらせは数回では終わらず、何度も何度も繰り返されて……!?
悪質な電話に強い口調で対応すると、意外な展開に…
「悪質ですよ!!
然るべき措置を取らせてもらいます!!」
あまりにも嫌がらせの電話が続くので、
電話越しで強く出た職員さん。
すると、電話はかかってこなくなりました。
しかし、そんなある日、
職員さんの元にマキちゃんが訪ねてきたのです。
「6番ルームで木曜日にやっているペッタン手形なんですけど……」
そう切り出すと、ミチルちゃんの講座に対して、
クレームを入れ始めました。
「やる気のないアドバイザーに、
好き放題させていいんですか!?」
そう主張した後、自分の名刺を渡し、
自己紹介を始めたマキちゃん。
(この声……!!)
職員さんは聞き覚えのある声に、
思わずゾクッとしてしまったのでした。
◇ ◇ ◇
電話の嫌がらせはこれ以上まずいと思ったのか、直接職員の元へ乗り込んできたマキさんですが、自分もこの施設を利用したいからといって、ミチルさんを蹴落とすような行動を平然と取れるとは、一体どういう神経をしているのか理解に苦しみますね……。