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育児・仕事・家事に大忙しのママ必見!リバウンドしない収納術

子育て真っ最中で忙しいときも、収納の基本やコツを生かせば“リバウンド”しないお部屋ができあがるんです!ご自身も2人の育児に奮闘されているという整理収納アドバイザーの池田さんに、簡単にできる収納術を教えてもらいました!

キッチン収納のイメージ

 

子育て真っ最中だとなかなかその他のことに時間がとれず、必要最低限の家事だけで1日が終わってしまうこともしばしば。本当はおしゃれでキレイな部屋にしたいけど、今は荒れていても仕方ない…と諦めてしまっていませんか? じつは、収納の基本やコツをしっかり知っていれば、“リバウンド”しないお部屋ができあがるんです。今回、ご自身も2人の育児に奮闘されているという整理収納アドバイザーの池田さんのご自宅にお邪魔し、誰でも簡単にできる収納術を教えてもらいました!

 

働くママが目指すのは「リバウンドしないこと」と「無駄のない動作」

池田さんのお宅は、2階建の一軒家。家族構成は、パパ・ママ・お兄ちゃん(6歳)・妹(4歳)の4人で、今年から小学校に上がったお兄ちゃんは教科書、文房具などの勉強グッズがドッと増え、おてんばな妹ちゃんは紙をちぎって遊ぶのがマイブームという、キレイ好きにとってははっきり言って不利な環境です。しかし、そんな状態でも部屋が大きく荒れることはないと言います。その理由は、どうやら収納のしかたにコツがあるようです。

 

整理収納アドバイザー1級の資格を持つママは、ふだん仕事もしているので、とにかく時間がない。そんな中で“無駄のない動き”ができるように、そして再び部屋が荒れてしまうこと(リバウンド)がないように考えながら収納しているのだそう。では、実際に引き出しや戸棚の中がどんなふうになっているのか、チェックしていきましょう。

 

キホンのキ! グルーピングを徹底すべし!

まずは基礎の部分から。知っている人は知っていると思いますが、整理収納には“グルーピング”という手法があります。「一緒に使うものは一箇所にまとめておく」という簡単なことで、“な~んだ、そんなのもう知ってるよ!”と思うかもしれませんが、意外と気づかず別々の場所に収納されていたりします。

 

ドライヤーのグルーピング収納のイメージ

ドライヤーのグルーピング収納のイメージ2
 

たとえば洗面台の下に設置されているコレ。箱の中にはお風呂の後に必ず使うドライヤーと一緒に、ヘアブラシやヘアトリートメントが一式入っています。写真のように持ち手の穴から電源プラグの先端だけ出してコンセントに挿せば、使うときに箱から取り出して、使い終わったらそのまま箱に戻すので「片付け」なくて済みますね。

 

また、こちらは大きめのグルーピングです。

 

学校グッズのグルーピング収納のイメージ
学校グッズのグルーピング収納のイメージ2
 

お兄ちゃんの学校セットが一式この中に入っています。ランドセルと帽子、教科書とノート類、文房具、巾着袋、手提げ袋など、このキャビネットだけで学校の支度がすべて済むようになっています。写真には写っていないのですが、手前にダイニングテーブルがあり、宿題はここから教科書を取り出してダイニングテーブルで済ませ、そのままここにしまいます。また、時間割も貼ってあるので、翌日の授業の準備もこのキャビネットから離れることなく済ませられます。

 

 

生活動線とアクション数を意識すべし!

まず、毎日のルーティーンを頭の中で想像してみてください。朝起きたら、まず家の中のどこで何をしますか? お昼は? 夕方~就寝前の行動は? そうすると、自然と家族の生活動線が見えてきます。その動線に沿って必要なものを配置していけば「出しっぱなし」がなくなり、「片付け」の必要もなくなって、お部屋をキレイに保てるようになるのです。

 

何かを収納するとき、なんとなく同じカテゴリのものをまとめたくなりますが(食器は食器、洗面用具は洗面用具、消耗品は消耗品など)、その気持ちはかなぐり捨てます! とにかく動線が第一。動線命。そして、すべてのものが2アクション以内で出し入れできるようにしてください。

 

2アクションというのは、たとえば ①引き出しを開ける ②取り出す で2回です。しまうときも ①元の位置に入れる ②引き出しを閉める で2回。これがベストで、これ以上動作が増えると片付けがいきなりつらくなります。ストレスを感じず、無意識に元の場所へ戻すことができるのが“2アクション”なんですね。

 

脱衣所のグルーピング収納


ちょっと分かりにくいですが、脱衣所です。パパが着替えやお風呂のタイミングで外したメガネを入れる場所、ちょっとした掃除にも使えちゃうおしりふき、ゴミ箱用のビニール袋、埃とり、ゴミ箱がすべて縦一列になってチェストの側面に取り付けられています。この場所で使うものがすべて1アクションで出し入れできるようになっているので、ほかへ移動してしまうこともなく、片付けも不要、掃除時間も短縮されます。

 

コンロ下のグルーピング収納のイメージ


キッチンに移動して、コンロ下の引き出しには鍋と一緒にパスタ。なぜならパスタは鍋でしか茹でないから。これは“グルーピング”でもありますね。あと、ゴミ箱が近くにあるのでゴミ袋のストックもここにセットされています。

 

カトラリー類のグルーピング収納のイメージ

カトラリー類のグルーピング収納のイメージ
 

炊飯器のすぐ下の引き出しにはカトラリー類とお茶碗、ごはんをよそった流れでふりかけをかけることが多いという動線を意識して、食器と一緒にふりかけ(右下のプラスチックケース)がセットされています。

 

キッチンは特に必要最低限のアクションで済むように計算されているそうで、この2箇所以外にもさり気ない工夫がたくさんされていました。必要なときに必要なものが近くにあるため、無駄に探し回ることもなく、この収納方法にしてから相乗的にパパの料理の腕と頻度もグッと上がったとか! それは試す価値、アリですね。

 


いかがでしたでしょうか。今回ご紹介したのは「もう知ってた」「すでにやってる」という方もいるであろう基本的なことでしたが、それでも部屋が荒れてしまうということは、どこかに改善すべき点があるのだと思います。少々大変ではありますが、この機会に思い切って収納を見直してみてはいかがでしょうか? 掃除や片付けが短縮されたことで時間が生まれ、心に余裕が生まれると、きっと今よりも毎日が楽しく感じられるはずですよ。

 


協力:整理収納アドバイザー1級・収育指導士 池田なつき

2児の子育てをしながら整理収納アドバイザーの資格と収育指導士の資格を取得し、少し手をくわえるだけで簡単にできる収納術をテーマに収納アドバイザーとして活動中。

 

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