年に一度、クラスでひとり選出される保護者会の役員。立候補者が出ず、くじ引きで決めるという園も多いのではないでしょうか。「私には絶対無理だ!」と決めつけてこれまで断ってきたけど、経験者のママに聞くと得られるメリットも多いとか。やってみればよかったかな、と少し後悔している私の体験談をご紹介します。
役員を経験したママ友の体験談
上の子が2歳児クラスのときに役員を経験していた、娘と同じクラスのママ友。入園してすぐでママ友も少ない状態だったけれど、役員をすることでクラス全員の名前と顔を把握することができ、先生と話す機会も多かったと教えてくれました。
異年齢クラスの役員とも繋がりができ、ママ友ネットワークができたのは何よりの収穫だと聞き、たしかに…と納得。保育園の先生方が日々、子どものことを真剣に考えている姿を垣間見ることができ、入園早々、保育園に対する理解や信頼も深まったと言っている姿を見て、役員を引き受けると得られるメリットが多いんだなと感じました。
保護者会会長を経験したママ友の体験談
年中クラスから毎年選出される、保護者会の会長。「会長」ということで何かと負荷が大きいのではないのかと思われがちですが、実際に経験したママ友は楽しかったと語っていました。
年に4回ほど開かれる保護者会のスケジュールは会長に決定権があるので、自分の仕事の都合に合わせて日程を決めることができたそうです。運動会では会長がはじめの挨拶をしますが、みんなの前でママが話す姿を見て、誰よりもわが子が喜んでいたと話してくれました。
先生や園長とも密に連絡をとっているため、そのママに聞けば保育園のことがわかる!といった感じで、心強い存在でした。
クラス役員で得られるメリットはたくさん!
一度でも役員を経験したママは、役員を終えたあとも役員ママ友との交流が続いていて、圧倒的な情報量を持っていると感じます。保育園の方針や先生方の想い、各学年にどんな保護者や子どもたちがいて、日々どのように意思決定がされ、今後どのような行事が予定されているかなどなど。普通に通園しているだけでは知ることができない情報を得られるのが、役員で得られるメリットだと思いました。
園により役員の仕事内容は異なるので一概には言えませんが、娘が通っている保育園はなるべく保護者に負担がかからないよう、保育園側も考慮してくれていると思います。役員を経験したママ友の話を聞き、得られるメリットと負わなければならない負荷を比べてみても、メリットのほうが多いのではないかと今なら思えるようになりました。
今年、年長クラスになった娘。保育園在園中は、ひたすら役員から逃れることしか考えていなかった自分を、少々恥ずかしく思うこともあります。この反省を生かして、来年からの小学校生活では、積極的に役員に挑戦してみてもいいかなと思えるところに至りました。
著者:金谷ともみ
第2子妊娠中、5歳の娘の母。働きながら結婚、出産、産休育休を経て復帰、マイホーム購入などを経験。よりフレキシブルな働き方を求めて、ライターに転向。