私には子どもが3人いますが、そのなかでも3人目は1歳3カ月で自然に卒乳できました。「私も慣れたものだな~」と思いながら、家事や育児でバタバタと1年が経ったころ、おっぱいが痛くてたまらない! 産院で診てもらうとなんと、卒乳から1年経っているのに「乳腺炎」になってしまったのです。私が乳腺炎になってしまった原因はコレでした。
原因1)「まだ出るのかな~?」としぼっちゃった
子どもたちとお風呂に入っているとき、授乳期と比べてすっかりしぼんでしまった胸を見て、子どもたちから「おっぱい、まだ出るの?」と質問が。
卒乳して1年も経ち、まったく張ることもなくなっていたので「出ないと思うよー」と言いながらしぼってみると、ジワリと黄色っぽい初乳のようなお乳が出たのです。卒乳してもまだお乳は残っていたようで、気になっておっぱいをしぼってしまいました。
原因2)子どもたちにおっぱいを吸わせちゃった!
入浴中にまたもやおっぱいの話になりました。「赤ちゃんってこれ飲むんやろ?」と言うので「あなたたちもみんな上手に飲んでたよー」と言うと、「もっかいやってみるー!」とおっぱいを吸う真似をし始めました。
その姿がかわいくて、なんだか懐かしくもあり、私も拒否せずに子どもたちと楽しんでいました。吸い方を忘れたのかお乳は出ませんでしたが、これもよくなかったそうです。
原因3)しこり?乳腺?とゴリゴリ押しちゃった
ちょうど乳癌の恐ろしさをテレビでよく見るようになったころ、授乳期でも癌になる場合もあり、その後も安心はできないという情報を耳にして、自分で頻繁に触診していました。
授乳を終えたおっぱいにはコリコリした部分が多く、果たしてこれがしこりなのか乳腺なのかが分からず、強めにゴリゴリと押して確認することもしばしばあったことも原因だったようです。
うまく卒乳したように思えてまだお乳が残っていたところに、紹介したような刺激を与えてしまったことが卒乳1年後の乳腺炎につながった、というのが産院での診断結果でした。余計なことするんじゃなかった~というお話でした。
著者:山野美由紀
二男一女の母。出産を機に、プログラマーを退職。現在は妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。