いろいろ対策しても、やっぱり臭うゴミ箱
おむつが臭わないように、うんちの際は消臭袋を二重で包んだり、乾燥させたコーヒーの粉をゴミ箱の中に脱臭剤として入れたりしました。
しかし、気温が高い日などはどうしても臭いがしてしまいます。私は、「窓を開けて換気すればいいだけ。どうせそのうちおむつは外れるから、それまでの辛抱だ……」と思うようにしていました。
夫が提案した方法とは…!?
ある日またゴミ箱がいっぱいになった際、帰宅した夫が「ちょっと待って」と言い、何かを持ってきました。夫の手には、道の駅で購入したというアロマスプレーが握られていました。そして、私がゴミ袋を取り替える間、夫はアロマスプレーを部屋の空気中に吹きかけ始めたのです。
夫は、「少し臭いがマシになったね。森の香りらしいから森林浴した気分だ」とうれしそう。夫はその後も、花見の気分を味わうため桜の香り、秋の気分を感じるため金木犀の香りのスプレーなどを購入。次第に私も、「今日はどの香りにしようか」と考えるようになり、憂うつだったゴミ袋の取り替えが楽しみになってきたのです。
今では、日常的に私の趣味としてアロマを楽しむようになりました。「おむつの臭いは子どもたちが成長するまでの我慢」と頑なにならず、何か楽しむ方法がないか考えてくれた夫のおかげで、ゴミ袋の取り替えも楽しみになり、私の趣味も一つ増えたのでした。
著者:長谷川 なぎ/30代女性。4回の体外受精の末、令和3年に男女の双子を授かった、2児の母。営業事務やコールセンターのオペレーター、イベントスタッフ、工場ワークや物流会社での肉体労働など、学生時代からさまざまな職種を経験。現在は、多彩なジャンルでライターとして活動中。
イラスト:ななぎ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年9月)