るりちゃんの最後のお願い
入籍予定日の前日、ゆういちろう君は飛行機に乗って、婚約者であるゆめさんのもとへ向かいます。ゆめさんは待ちきれず空港まで彼を迎えに行き、合流した2人は電車に乗って家に帰ることに。電車内で「付き合って2年半か〜」「ついに結婚だね」などと感慨にふけっていると……ゆういちろう君の携帯に、るりちゃんから1通のメールが届いて!?
るりちゃんから届いたメールをチラッと見て、ゆういちろう君は「見ないほうがいいかも」とゆめさんを気づかいます。しかし、ゆういちろう君にここまでしつこくアプローチしてくる女性はどんな人なのか、どうしても気になったゆめさんは「見ない選択肢はないでしょ」と、心を決めたようです。
すると、画面に表示されていたのは「独身最後のゆうちゃんにメールを送ります。結婚しても私のことを心のどこかで覚えておいてください」という内容で……。思わず、ゆめさんの口からは「この子の気持ちが全然理解できないんだけど」という言葉がこぼれたのでした。
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「ゆういちろう君を略奪するのは無理」と悟ったるりちゃんが最後に出た行動は、「結婚しても私のことを覚えておいて」と、ゆういちろう君にお願いすることでした。もし自分がゆめさんの立場だったらと考えると、るりちゃんのあまりに自分勝手な行動には「あなたはどういう立場でそう言ってるの?」とイライラしてしまいそうです。
これまで多くの男性からモテてきたるりちゃんは、恋愛において人一倍プライドが高いことでしょう。「ゆういちろう君にただ振られて終わり」という事実をどうしても許せないからこそ、ゆういちろう君に思い出を刻みつけようと、メールを送ったのかもしれませんね。
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