妊娠中は体調第一ですが、「社会とつながりたい」「出産後の子どものための費用を稼ぎたい」という気持ちもあるでしょう。このような相談に対する答えの一つが、在宅ワーク。
内職商法も問題になってる昨今、対処法などもあわせてご紹介します。妊婦さんでもできるお仕事もあるので、スキマ時間を上手く活用してみませんか。
パソコン1つで在宅ワーク!
妊娠中の方でも取り組みやすいお仕事と言えば、自宅でできる在宅ワーク。最近増えているのが、パソコン一つでできるお仕事です。
特に在宅ワークの仕事募集で多いものといえば、データ入力。指定された内容を入力するだけなので、タイピングが早い方に向いています。ショッピングサイトの商品情報の入力や名刺の情報作成など、多岐にわたる仕事内容が魅力。ただし、費用はクライアントによりかなりバラつきもありますので、事前に確認した方が良さそうです。
単純作業なのでちょっとしたスキマ時間を利用したい方には、特におすすめです。
また、最近増えているのが、記事作成。ほとんどの方が最初は未経験ですが、育児や家事、妊娠中の美容など経験や得意分野を活かせる仕事もあります。1文字1円からが目安で、「ブログを書くのが好き!」「文章力には自信があるかも!」という方に向いています。
手作りが好きな方には! 物作り系の在宅ワーク
在宅ワークといえば、物作りや袋詰めなどの”内職”のイメージが強いのではないでしょうか。手作りが好きな方は、趣味と実益を兼ねて始めるのも良いと思いますが、1個1円にも満たない単価…ということも多いのが現状です。1000個作って、やっと200円というケースもありえます。
また、妊娠中で体調を見ながら無理なく仕事をしたいところですが、納期は待ってくれません。睡眠時間を削って作業するママたちもいるようです。
スキマ時間を利用しての在宅ワークが希望だったのに、これではそのメリットが感じられなくなりますよね。しかし、手作りの趣味を活かしてアクセサリー作りをしたい、将来はショップを出すためのステップアップとして考えている方は、その第一歩として働くのもおすすめです。
高額の金額をだまし取る内職商法に注意!
「妊娠中でもできる」「子育て中でも高収入」といった言葉で、在宅ワークの募集をしていることがあります。しかし、このように簡単に大金を稼げるという内容は、「内職商法」の可能性もあるので注意が必要です。
登録したら登録料を要求されたり、サポート代を払わされたり、高額な教材を買わされたり…、といった問題も発生しています。もしこれらの在宅ワークに応募してしまった場合は、一人で抱え込まずに至急 消費者センターに相談してください。
厳しい言い方ですが、まったく経験が無い在宅ワーカーにいきなり月額数十万円も支払う業者はない、と考えた方が良いでしょう。在宅ワークは、外部でのパートやフルタイムの仕事より収入が減るのが一般的です。いきなりの高収入を望むより、コツコツと収入を得る仕事を探すのがポイントです。
スキマ時間を利用して在宅ワークをはじめてみたけど、意外に稼げなかったり、なかなか思うようにいかないこともあるでしょう。万が一トラブルに巻き込まれた場合には、悩まずに適切な機関に相談してください。
もちろん、そのような悪い業者ばかりではなく、妊娠中の方でもできる仕事を提供してくれる業者もありますから、今回ご紹介した内容を一つの足掛かりとして探してみてください。
(TEXT:佐藤 真由美)