オープンして半世紀以上!現存する最古のコメダ珈琲店へ行ってみた
愛知県名古屋市東区にある「コメダ珈琲高岳(たかおか)店」。1972年のオープン以来、半世紀以上にわたり営業しています。
2014年3月、同じく名古屋市にあった1号店(菊井店)が老朽化に伴い閉店したことで、高岳店が現存する最古のコメダ珈琲になったようですよ。
諸説ありますが、1号店〜10号店までを「オールドコメダ」と呼び、残っているのは高岳店と今池店のみなんだとか。
アクセスは簡単。愛知県の玄関口である名古屋駅から地下鉄桜通線で1本。4駅目の高岳駅で下車し、徒歩5分程度でお店に到着します。
お店には駐車場がないため、近くのコインパーキングを利用しましょう。周辺の駐車場は、30分200円前後の設定がほとんどでした。
まるで別世界!レトロ感溢れる店内
一歩足を踏み入れると、そこは私が知っているコメダ珈琲店とは別世界でした。木の温もりとレトロ感が溢れる店内。見慣れた赤いソファも、この雰囲気にぴったり合っています。
壁に飾られた木は、よく見ると「珈琲」の文字になっているのも面白いですね。
入口には、大きな木彫り看板も飾ってありました。奥の壁掛け時計もいい味を出しています。
昔の喫茶店によくあったテーブルゲーム機もありました。今はテーブルとして使われているようでしたが、これこそ「レトロな喫茶店」の象徴ではないでしょうか?
また、お手洗いは隣のビルを使うのですが、そこからお店に戻ってくるときに思わずカメラを構えてしまったのがこちら。
異世界に導かれるような、このなんとも言えない景色。薄暗く狭い通路を照らすのが、お店の灯りだけなのもまたいいですね。
来たらぜひ食べて!高岳店でしか味わえないメニュー
ほとんどは通常のコメダ珈琲と同じメニューですが、プリンソフトとフルーツソフトは高岳店限定のメニューだそうです。
せっかくならと、フルーツソフトとホットミルクコーヒーを注文しました。
まるでひっくり返したようなソフトクリームと、溢れんばかりに盛られたフルーツ。大人でもワクワクするこの組み合わせ、最高です。
小さい頃に行った喫茶店で、「こんなデザートあったなぁ」と懐かしくなり、食べる手が止まりませんでした。
ホットミルクコーヒーも安定のおいしさで、ほっと一息。
今のお店で使われているカップは、ソーサ―の真ん中に「コメダおじさん」のイラストが描かれていたような気がしますが、こちらはカップを上げなくても見える場所にありますね。
こうしたデザインの違いも、オールドコメダならではなのでしょうか。
そんな小さな発見さえも楽しくなってきます。ちなみにお店のおかみさん曰く、高岳店では珈琲豆をお店で挽いていると仰っていましたよ。こだわりを感じますね。
20歳未満は入店不可!?土日祝は定休日って本当?
ぜひ全国のコメダ珈琲店ファン、喫茶店ファンに訪れてほしい場所なのですが、いくつか注意点があります。
実は今の時代には珍しく、高岳店は喫煙可能店舗。そのため、未成年と妊娠されている方の入店ができません。実際、私も口頭で年齢確認をされました。
想像よりもタバコの香りはしませんでしたが、近くの席で喫煙される方がいるとかなり煙たくなるので、苦手な方は注意が必要です。
また、土日祝日は定休日のため、訪れるタイミングも気を付けましょう。
営業時間も7:00~15:00と公式に記載されていますが、Googleマップでは14:30となっています。余裕をもって訪れるのが安心ですね。
ちなみに、コメダ珈琲店が発行している「KOMECA」の取扱いもありませんでした。
コメダファンなら一度は訪れてみて!
昔のよさを残すオールドコメダ。行き慣れたいつものコメダ珈琲もいいですが、ここでしか感じることのできない雰囲気や味、香りがあります。
2店舗しかないと言われている貴重なお店ですが、比較的アクセスもしやすい場所です。ぜひコメダファンや喫茶店巡りが好きな方は訪れてみてください。
※価格などの情報は記事公開当時のもので、変更となる場合があります。また店舗により在庫の状況も異なりますのでご了承ください。