すると……義母は衝撃の言葉を放ったのです――。
男の子を熱望する義母の言葉
夫の実家は代々田舎で続いている家系の家族です。義理の母からは、「どうにか男の子を出産してね」と言われ続けていました。跡継ぎが欲しいということだと思いますが、女の子だったら受け入れてもらえないように感じた私。義母にそう言われるたび、生まれる前からわが子が性別で区別されることに傷つき、涙していました。
出産までは性別がはっきりしなかったので、義母のことは気になりつつも、男女どちらであってもよかった「男の子かな?」「女の子かな?」と私は楽しみにしていました。やがて出産のときを迎えると……生まれてきたのは男の子でした。
出産したことを私の両親や義両親に伝えました。すると、義母は「よくぞ!男の子を産んでくれた。あなたは役目をはたしたのよ」と言ったのです。
義母が望んでいた男の子が生まれたとたん、まるで私はもう要らないと言われているようで、ショックを受けました。以降は年に1度しか会わないような関係に。
あまりの義母のひどい言葉に、見かねた義父は私をかばってくれました。義父はそれほど性別を気にしていませんでしたし、私たちの好きなようにすれば良いといつも言ってくれていました。しかし、義理の母はそれからも何度も人を傷つける発言を平気でするため、次第に私たち夫婦は会いに行かなくなりました。今後は、距離を置きつつ、上手にお付き合いをしていこうと思っています。
著者:花井あいこ/30代女性/12歳の息子を育てる母親。趣味はキャンプと韓流ドラマでイケメン探し。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年9月)