9月に生まれた女の子4,255名の名前から、人気の「音楽ネーム」を紹介します。
1位 詩(主なよみ:うた)
「音楽ネーム」首位に輝いたのは、「詩」。2022年の名前ランキングでは5位、2023年は13位、9月は18位にランクインしました。
「詩」には、感動をリズムに乗せて表現するという意味があり、豊かな感性を美しい言葉で表現できる人になるよう、願いを込めて名付けられることも。どこか古風でン本的な印象の名前です。
同名では、パリオリンピックに出場し、団体で銀メダルを獲得した柔道の阿部詩(うた)選手が活躍されています。
2位 詩葉(主なよみ:うたは)※同率
2位にランクインしたのは「詩葉」。「詩」の意味は上記の通り。9月は30位にランクインした名前で、どことなくロマンチックな雰囲気があります。
近年、女の子の名付けは古風で日本的な名前「レトロネーム」がトレンド。なかでも「詩葉」のように、止め字に「葉」を用いた「葉止めネーム」が人気です。
2位 すず ※同率
同じく、2位にランクインしたのは「すず」。2022年の名前ランキングでは66位、2023年は80位、9月は30位にランクインしました。
キラキラとしたかわいい音を鳴らす楽器「すず」を連想させる名前で、鈴の音が鳴るような華やかで愛らしいイメージです。同名では、女優・広瀬すずさんが活躍されています。
4位 鈴(主なよみ:すず、りん)※同率
「鈴」は4位にランクイン。2022年の名前ランキングでは64位、2023年は43位、9月は52位にランクインしました。
同ランキング2位の「すず」と同じよみで名付けられる以外に、「りん」というよみでも用いられることも。「鈴を張ったような目」、「鈴を転がすような声」など、澄んだ美しさを例えるときにも「鈴」はよく用いられます。
4位 天音(主なよみ:あまね)※同率
同じく4位に「天音」がランクイン。9月は52位にランクインしました。
「天」は、空高く広がる大空を意味し、スケールの大きさや神々しさを感じる漢字です。音楽を構成するメロディやリズムを感じさせる「音」と組み合わせることで、音楽や芸事の才能に恵まれ、人の心を明るくするような力を持てますようにという願いが込められていることも。
4位 絃葉(主なよみ:いとは)※同率
「絃葉」も4位にランクインしていました。2022年の名前ランキングでは91位、2023年は63位へと順位を上げていて注目されている名前です。9月は52位にランクインしました。
「絃」は、「弦」の現代的な表記として使われており、弦楽器で音を出すのに必要な糸や、弓に張る糸を表します。「いと」とよむことで、古風な響きのかわいらしさを感じます。「詩葉」同様、女の子の名付けで人気の「葉止めネーム」です。
4位 絃(主なよみ:いと)※同率
同率4位に「絃」もランクインしました。
楽器の弦を連想させる「絃」は、男女の性差を感じさせない「ジェンダーレスネーム」でもあります。9月の男の子の名前ランキングでも42位にランクインしており、7名の男の子の赤ちゃんに名付けられました。
8位 琴音(主なよみ:ことね)
8位にランクインしたのは「琴音」。2022年の名前ランキングでは49位、2023年は51位、9月は68位にランクインしました。
日本の伝統的な弦楽器である「琴」。「音」と組み合わせることで、琴が奏でる美しい音色を連想し、しとやかで古風な趣のある人という印象を受けるようです。古風な雰囲気を持つ「レトロネーム」の一つです。
◆女の子の「音楽ネーム」では、「詩」「すず・鈴」「絃」が人気という結果になりました。美しい音色を連想する「音楽ネーム」は、優雅なイメージの名前が多くランクインしました。また、全体的に古風レトロな名前が多く名付けられている印象です。音楽に関する名前を考えている人は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
<調査概要>
調査対象:株式会社ベビーカレンダーが企画・運営している「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」「ベビーカレンダー全員プレゼント」のサービスを利用された方
調査期間:2024年9月1日(日)〜2024年9月25日(水)
回答件数:女の子:4,255件