ピルっていまいちわからない……。副作用ってあるの? 重い月経痛と月経前症候群(PMS)に悩み、学生のころから妊娠・出産を希望するまでの約8年間ピルを服用した私の体験談をお伝えします。
重い月経痛や月経前のイライラに悩み……
「ピル=避妊薬」と思われがちですが、それだけではありません。私は高校生のときから、一歩も動けなくなるような重い月経痛や月経前のイライラに、自分自身だけでなく周りにも迷惑をかけているのではないかと悩んでいました。
当時は“婦人科”と聞くと内診が怖くて、ビクビクしていました。しかし、このままではいけないと、学生時代に意を決して婦人科を受診することにしました。
ピルを処方してもらうまで
いざ婦人科に行くと、生理前の症状や生理中の血液量、生理痛の程度を事細かく聞かれ、問診で先生が判断し、私の場合は内診せずに処方してもらえました。
私が処方してもらったものは、低用量のルナベルというピルです。1シートが1カ月分で21錠あり、私の場合は月経初日から服用を開始して、毎日同じ時間に服用しました。1シート服用したら7日間休み、そのあと新しいシートを服用して再スタートしました。
初めてのピル服用から妊娠するまで
初めて服用したときは副作用の頭痛がありましたが、服用を続けると自然となくなっていきました。特に服用中の体の変化は感じられず、月経がいつ来るかも把握できるので、スケジュール管理がしやすくなり、イライラすることもなくなりました。
その後、妊娠を希望して服用をやめた途端、以前のような月経痛やイライラを感じるようになりました。現在、私は妊娠中のためピルを服用できませんが、出産後、以前のような動けないほどの月経痛があれば、先生と相談して再開しようかと考えています。
出産後は家事と育児でイライラすることも増えると思います。これからもピルと上手に付き合っていきたいと思います。
著者:大塚さくら
0歳男児の母。現在年子となる第二子を妊娠中。自身の体験をもとに妊娠・出産・子育てに関する体験談を執筆中。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。