2024年グローバルネームランキング
2024年、人気のグローバルネームは?
グローバルネームランキングを見ると、英語圏でも発音しやすい2音から成る名前に人気が集まっているのがわかります。TOP3の「えま」「さな」「めい」は、2024年生まれの女の子のよみランキングでもTOP5入り!
グローバルネームの人気の高まりが感じられます。
1位の「えま」は、2022年から3年連続よみランキングで首位を獲得しています。「えま」という名前は、英語圏で広く使われている「Emma」とほぼ同じ発音で、世界で親しまれている名前です。主に「咲茉」「愛茉」「依茉」「永茉」などの漢字で名付けられていました。
「えま」という名前で有名なのは、女優のエマ・ワトソンさんです。映画『ハリー・ポッター』シリーズではハーマイオニー・グレンジャー役を、実写版『美女と野獣』ではベル役を演じたことで広く知られています。
2位の「さな」は、2022年に女の子のよみランキングでベスト10入りを果たし、2023年には3位にランクインしています。
主な名前は「紗奈」「紗菜」「咲那」「紗凪」など。「さな」と言えば、韓国のアイドルグループ TWICEの日本人メンバーのひとりが「SANA」さんです。まさに世界で大活躍されているので、「SANA」さんにあやかって名付けている方もいらっしゃるかもしれませんね。
3位の「めい」は2020年以降毎年5位以内にランクインする、根強い人気を持つ名前です。「めい」は日本でもなじみのある名前ですが、海外でも「May」「Mae」などの綴りで名付けられています。
2024年に生まれた女の子の名前では「芽依」「芽生」「芽郁」などの漢字が用いられていました。
ジェンダーレスの波はグローバルネームでも
男女ともに性差を感じさせない「ジェンダーレスネーム」がトレンドになりつつある昨今、その影響はグローバルネームにも及んでいます。
グローバルネームの中には、海外では男性名であることから、女の子の名前の候補から外されがちな名前がいくつかあり、女の子の名前ランキング上位にランクインすることは多くありませんでした。
しかし2024年のランキングを見ると、海外では男性名である「のあ」や「るか」がランクインしているのがわかります。名前に対する男女の概念が変わりつつあると考えられるでしょう。
グローバルネームを検討する際は、外国の方が発音しづらい音・アルファベットにない音が入る名前を避ける、単語の語尾のEを発音しない「サイレントE」の法則を考慮して語尾に「E」がつく名前は避ける、発音が似ている英単語がないか確認する、などもポイントになります。世界に通用する名前をつけたいと考えている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
<調査概要>
調査対象:株式会社ベビーカレンダーが企画・運営している「ファーストプレゼント」「おぎゃー写真館」「ベビーカレンダー全員プレゼント」のサービスを利用された方
調査期間:2024年1月1日(月)〜2024年10月1日(火)
回答件数:39,641件(女の子)