男らしさなら「サムライネーム」がアツい！強さや勇ましさを感じる名前は？令和のトレンドをチェック！

蒼士（主なよみ：そうし・あおと・あおし）

「蒼士」の「蒼」は濃い青色・深青色、「士」は武士や侍を意味します。2024年の男の子の名前ランキングでは107位でした。

止め字が「士」であるだけで、侍をイメージさせる名前になります。「士」を止め字にした名前では、「蒼士」が多く名付けられていました。主なよみは「そうし」「あおと」「あおし」で、特に人気なのは「そうし」でした。

「士」を止め字にした名前は他にもたくさん名付けられており、2024年生まれの男の子には「瑛士（主なよみ：えいじ）」「敦士（主なよみ：あつし）」などが見られました。

琥太郎（主なよみ：こたろう）

「琥太郎」は、日本の伝統的な男子名の「太郎」を含むクラシックな名前。たくましさを感じさせます。2024年男の子の名前ランキングでは117位にランクインしていました。

「琥太郎」の「琥」は、漢字のつくりに「虎」を含んでいることからトラの印象を持ち、強くしなやかな雰囲気があります。

「太郎」が付く名前は他にもあり、同じくトラの印象が強い「虎太郎（主なよみ：こたろう）」や、2024年男の子の漢字ランキングで9位にランクインしている「颯」を使った「颯太郎（主なよみ：そうたろう）」などが見られました。

大志（主なよみ：たいし）

大きな志（こころざし）を意味する名前が「大志」です。武士は志高く、大きなことを成し遂げたいという信念を持っているもの。武将・石田三成も、「大志を持つものは最期のときまで命を惜しむものだ」という意味の名言を残しています。

大きな志を持ち、それを成し遂げるために情熱を注ぐ子に育ってほしいという願いを込めて名付けても良いですね。

「大志」の同名では、俳優の中川大志さんが活躍されています。

尊（主なよみ：みこと・たける）

尊いという意味を持つ「尊」は、神や地位が高い人の呼び名に添える言葉でもあります。古代の英雄・ヤマトタケルも、敬意を表して「日本武尊（ヤマトタケルノミコト）」と表されることがあります。

人から尊敬される立派な子になってほしいという願いを込めて名付けられるようです。

粋（主なよみ：すい）

「いき」というよみを持つ「粋」は、江戸っ子の代名詞とも言える言葉。さっぱりとしてかっこいいという意味を持ちます。

2024年生まれの男の子の名前を見ると「すい」というよみで名付けられていました。「すい」は近年少しずつ増えている名前で、2022年の男の子の読みランキング152位からじわじわ順位をあげ、2024年は67位までランクアップしています。

今時の響きを持ちつつも、古き良きかっこよさを感じさせる名前と言えるでしょう。

近年では男女の性差を感じさせないジェンダーレスな名前がトレンドですが、その一方で、男らしい名前をつけたいと考える人もいるよう。武士のような強さを感じる「サムライネーム」は、静かなブームと言えるでしょう。男の子らしい名前をつけたいという方は、ぜひ参考になさってください。