息子のまさかの診断結果とは?
突然だったのでびっくりしましたが、私は「どうしたの? おなか痛いの?」と次男に聞きました。やはり、おなかを押さえて「痛い痛い」と泣きながら痛がったので、ただの腹痛ではないのかもしれないと思い、慌てて救急車を呼びました。
到着した救急隊の人が、次男のおなかを触り、痛む箇所を確認すると、すぐに大きい病院に搬送されることになったのです。しかしその道中、落ち着きを取り戻し「痛くなくなってきた」と言い出した次男。その言葉にあぜんとしていると、救急隊の人から「間もなく到着するので診てもらいましょう」と言われ、そのまま病院で診察してもらうことになったのですが……。
そして、医師からの診断は、まさかの筋肉痛!
次男はその日、保育園で腹筋が何回できるか友だちと競い合ってたと判明。診てくれた先生も「ははは! そうか〜! 何回できたの?」と笑って、筋肉痛について説明してくれたのですが、救急車まで呼んで救急で診ていただいて、みなさんに申し訳なくてたまりませんでした。
翌日、次男は何事もなかったかのように元気に保育園に行きました。そして友だちや保育園の先生に初めての筋肉痛を自慢していたそうです。担任の先生も「お母さん昨日の夜は大変だったんですね。園でも気をつけますね」と気づかってくれました。
大変な病気ではなく、ただの筋肉痛で本当によかったですが、筋肉痛のために駆けつけてくれた救急隊の方や病院の方々には感謝してもしきれません。しかし、大人でも今までに感じたことのない痛みを感じたら焦ると思うので、初めてのことばかりの小さな子どものお世話は本当に大変だなと感じた出来事でした。
著者:細山 まゆ/40代・女性・介護士。男の子2人と犬2匹の母。
イラスト:市田スナオ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年9月)