傷心中の私に、大叔母が心ない発言
そのときに先生から「この子は将来的に会話をすることが難しい」と言われ、療育施設での支援をすすめられました。私は診断結果をすぐには受け入れられず、涙が止まりませんでした。
施設での支援を具体的に考えれば考えるほど、当時楽しそうに通っていた保育園をやめなければならないこと、療育施設の支援時間が私の仕事と合わず退職しなければならないことなど、つらいことがいくつも重なり落ち込みましたが、それでも子どものために次に進む準備をしました。
そんな中、祖父が亡くなり葬儀に行くと、大叔母が私に近況を聞いてきました。私が子どもの発語が遅いことや、療育施設に通わせることなどを話すと、突然大声で「ねぇ、聞いた? この子、子どもがしゃべらないからって施設に通わせるらしいよ。まったく、そんなところに通わなくても言葉なんてそのうち出てくるのにね〜!」と周りに言い始めたのです。あまりの無神経さに腹が立ち、私はそれ以来、大叔母とは距離を取り、自分の話をすることを控えました。
今思えば、大叔母としては大袈裟だとか、心配し過ぎだとかの意味合いだったのかもしれないと思いますが、精神的にまいっていた当時は、私のことも子どものこともバカにされたかのように感じてしまい傷つきました。
今後の子育てのことを考えて、親族だから助けてもらうときもあるかもしれないと思い話したのですが、親族だからと言ってすべてを話さなくてもいいとあとから母に言われました。本当にその通りだったと反省し、これからは信頼のできる人たちにだけ相談しようと思った出来事でした。
著者:大倉 咲/30代・女性・専業主婦。特別支援学級に通う1児の母。
イラスト:きりぷち
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年10月)
【Amazonギフト券プレゼント♡】みなさまの体験談を募集しています!
妊娠中や子育て中のエピソードを大募集!「ベビーカレンダー」のニュース記事として配信、公開いたします。体験談を掲載させていただいた方の中から、抽選で毎月5名様に1000円分のAmazonギフト券をプレゼント。何度でも応募可能ですので、奮ってご応募ください♪どうぞよろしくお願いします!