できればお手伝いをしてくれる子に育てたい。そう思うママは多いはずです。自身のことを考えると、私はまったくお手伝いをする子どもではありませんでした。今、わが家の4歳の娘はとてもお手伝いをしてくれます。自分と娘のどこが違うんだろう? そこには私の母と私自身の大きな育て方の違いがありました。
2歳ごろから始まる「お手伝いしたい」という気持ち
2歳を過ぎるころから、お手伝いをしたい、自分がやりたい、と言いはじめるお子さんが多いようです。わが家もそうでした。しかし、まだまだ手の動きなどが不安定なとき。
たとえば、牛乳をコップに入れることを頼んでも、やってもらうとこぼしてしまうなど、お手伝いをしてもらうと逆にママのやることが増えてしまいます。「お手伝いをしたい」と言われると、少々憂鬱な気持ちに……。
忍耐が「お手伝いしてくれる子」に
子どもに手伝わせると余計な用事が増えるので、できれば自分でやってしまいたい。そちらのほうがずっと楽。しかし、ここでグッと我慢して、お子さんに任せて見てください。私の娘も最初はたどたどしくても、何度もやるうちに上手になってきました。上手になったころには、お子さんに任せることができて、ママもちょっと楽になります。
私が幼いころは、何ごともすべて母がやってくれました。思えば、母は働きに出ており、忙しくてまったく時間がないため、お手伝いをさせている時間などなかったのだと思います。
そもそも「お手伝い」はなぜいいのか?
お手伝いをさせなくてもそれなりの歳になり必要になれば、だいたいのことは自分でできるようになります。ではなぜ、お手伝いをさせるといいのでしょうか。
私自身、お手伝いをさせることによって以下のような効果を感じています。
・人の役に立つのがうれしいと思ってくれるようになる
・自分でできることが増える
・「ありがとう」と言われることで、「ありがとう」の意味を実感してくれるようになる
働いている場合、子どもに任せている時間がないママも多くいらっしゃると思います。各家庭のペースで時間があるときに決まったことを任せるようにすると、ちょっと楽にお手伝いをお願いできるかもしれません。
4歳女児の母。旅行雑誌編集デスク、アルバイト情報サイト編集長を経て、フリーのWEBプロデューサー&ライターとして活動中。現在、モロッコ在住。自身の経験からママたちと共有したい情報を発信中。