さすがにあの場ですることじゃないよね!?
まだ幼い子どもたちは「なんでじぃじ寝てるのー?」と状況を理解できず、不思議そうに父を眺めていました。その後、訃報を聞いた親族や父の友人が続々と父に会いに来てくれました。よく知っている方や、私の知らない方などたくさんの人が来てくれ父は幸せ者だなぁと思っていました。
みんなで父を囲み、思い出話をしていたときです。夫がゴソゴソと怪しい動きを始めたのです。「何してるんだろう?」と思い夫の方を見ると、なんとパソコンを広げ仕事をし始めたのです。多くの人がいる中で、電話をしたりカチャカチャとパソコンをしたり……。私が「今、この場所でやんなきゃいけないことなの?」と怒ると、夫は場所を変え仕事を続け、あまりにも身勝手すぎる行動に呆れてしまいました。
◇ ◇ ◇
その日の夜、「さすがにあの場所で仕事はないでしょ」と夫に激怒しました。夫は「急だったから仕事が……」と言い訳ばかり。私は「もし自分の親が亡くなったとき、私が同じことしてもいいの?」と聞くと反省していました。その後、忙しい私に変わり子どもたちの面倒をしっかりと見てくれとても助かりました。
著者:Y.K/40代女性・主婦。5歳と2歳の子どもを育てる主婦。
イラスト:さくら
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年11月)