布おむつを使って育てた、わが家の長男。あるとき、性器周りにあせもができたり、赤くなったりすることがありました。今回は、長男の性器周りのトラブルが解消していくまでの体験談を紹介します。
布おむつを使った育児
布おむつのおさがりをもらった私は、生後0カ月から布おむつを使って長男を育てました。夏場に生まれた子だったため、おしっこやうんちに加え、汗もたくさんかきます。体温と室温に注意しながら下着と布おむつだけで過ごすということもよくありました。
布おむつは吸水性に優れていますが、布おむつカバーは防水性の生地で作られているため、おしっこやうんちをすると、どうしても性器周りがジメジメしてしまいます。また、夏場で汗もかきやすいため、布おむつカバーで覆われているウエスト周りにも時々あせもができてしまっていました。
ポイントは清潔と保湿
性器周りの発赤(ほっせき/皮膚が赤くなること)が気になったので、乳児健診の際に小児科の先生に診てもらいました。そこで先生から3つのアドバイスをもらいました。
1つ目は、赤ちゃんの皮膚は薄く、擦ると傷が付きやすいため注意が必要。
2つ目は、布おむつを頻繁に交換して清潔に保つこと。
3つ目は、しっかりと保湿をおこなうこと。
診てもらったときの性器周りの発赤程度であれば、医療用医薬品を処方する必要はないと言われました。また、おしりの汚れがひどいときはシャワーなどで汚れを流し、市販の保湿クリームでしっかりと保湿をおこなえば、皮膚の状態もよくなるだろうと教えてくださいました。
先生からのアドバイスを実践!
今までは、性器周りをきれいにしてあげようと、おしりふきシートを何枚も使って拭いていました。特に、うんちのときは一度に5枚くらいは使っていた気がします。しかし、それが赤ちゃんのお肌を傷つけてしまっていたようです。
先生からのアドバイス通り、汚れがひどいときはおしりをシャワーで流し、タオルドライをしたあとに、ベビークリームで保湿をしました。すぐに効果が現れ、性器周りを健やかな状態に保てています。
赤くなってしまっていた性器周りのお肌。その発赤の原因は、布おむつの湿潤環境に加えて、必要以上に拭きすぎていたこと。性器周りの汚れが気になるときには、シャワーで清潔にし、その後しっかり保湿をおこなうことで性器周りの肌トラブルに悩むこともなくなりました。
著者:鍜治すみの
生後6カ月と2歳、2男の母。長男妊娠時の切迫早産により、9年続けた製薬会社のMR職を退職。前職では主に産婦人科領域製剤を担当。培った知識をフルに活かし執筆活動や育児に奮闘中。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。