私のヘアカラーに文句を言う夫
私は高校生のころからずっと髪の毛を染めたいと思っており、大学生でついにヘアカラーデビュー。そのころから夫との交際も始まり、髪の毛を茶色にした私を見て夫は「いいじゃん。雰囲気が変わったね!」と褒めてくれたのでした。
そして、社会人になり私と夫は結婚。すると、2カ月に1回の頻度で美容室に行く私を見て、髪を染めたことのない夫から「ヘアカラーっていくらするの?」と質問されたことがありました。ありのままを答えると、「高いよ! もっと美容室に行く頻度を下げなよ」と言い出したのです。
それからというもの、美容室に行こうとすると夫は小言を言うように。夫の中では、美容室へ行くことが「贅沢」だと思っているようです。
「安いほうに行ったら?」
そのため、私は正直な気持ちを打ち明けることに。「白髪も気になってきたから、美容室は定期的にちゃんと行っておきたい。自分のお金で行っているし家計には迷惑をかけていないから、何かを言わないでほしい」と。すると夫からは「それはわかったけど、美容室より理容室のほうが安いんじゃない?」と言われて……。
私が美容室に行く意味は、もちろん髪の毛を染めたいという理由もありますが、「リラックスできる時間」だからでもあります。そのことも伝えると、夫は渋々「そこまで言うなら……」と譲歩してくれたのでした。
理解や共感はできなくても、話し合いをすれば譲歩はできるので、気持ちを言うことは大切だなと実感しました。今では私が美容室に行くとき、夫は「また行くの~」と笑いながらも送り出してくれています。
著者:松谷えりな/30代女性・4児のママ。教員免許保持。子どもと夫、ペットのわんちゃん1匹と暮らしており、趣味は子どもたちといろいろな公園へ遊びに行くこと。
イラスト:マメ美
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年10月)
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