女性の態度が急変した理由
娘が生後3カ月ごろのときの話です。2歳の息子と娘の2人を連れて、近所のスーパーへ買い物に行きました。すると、抱っこ紐からのぞく娘の脚がかわいいと、おばあちゃん世代の女性が声をかけてきたのです。「脚さわらせて」「かわいいね」と好意的な声かけをしていただき、しばらくたわいもない会話をしていました。
ところが、突然その女性の顔がこわばったのです。今まで好意的だったのに何で……? と思っていると、「なんか幸せそうで嫉妬する」と私たちに向かってひと言。それまでのやさしい言葉から態度が一変したので、びっくりしたのと同時に恐怖を感じ、一瞬体が固まりました。
その場を立ち去ろうかと思っていると、その女性が事情を話し始めます。女性は、子どもがほしかったのにできなくて、親戚中から責めれられて、つらい思いをされてきたとのこと。それを聞いて、「実は私も、結婚後に子どもを授かるまでに10年かかったんですよ。不妊治療をして、やっと子どもを授かりました」と話しました。すると女性は目を潤ませて、「あなたには私のつらさが少しわかるのね。赤ちゃんを見ると1日幸せな気分になるの、さっきは変なこと言ってごめんなさいね。今日はありがとう」と言ってくれ、私もホッとしたのです。
急に女性の態度が変わった理由が分からず恐怖を感じましたが、事情を聞いて納得。何かに対して詳しく説明することは大事だと実感しました。ただ、どんな事情があるにせよ、相手を怖がらせたり、不快に思わせたりする態度はとらない方がいいと感じたので、自分も気をつけようと思った出来事です。
著者:川中あいこ/40代・ライター。マイペースな3歳の息子と、おてんばな1歳の娘を育てるママ。夫は帰宅時間が遅く、平日ほぼワンオペ。転勤族で、日本中のおいしい物が食べたい。老後はどこに住むか想像するのが好き。
作画:yoichigo
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年9月)
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