初めての妊娠で、初産だし、出産予定日より遅れるかなと思っていました。しかし思いもよらず、わが子に早く会えるとは……。そんなわたしの予想外の出産エピソードを紹介します。
赤ちゃんを迎える準備もひと段落
産休に入り、赤ちゃんを迎える準備をしながら、「早く会いたいね~」と毎晩おなかに語りかけていました。すると赤ちゃんは、元気におなかの中で足をバタバタさせたり、しゃっくりをしたりしていました。
赤ちゃんを迎える準備もとりあえず一通り終えて少しほっとしていた妊娠37週2日の夜、少しおなかの下が痛いなと思いつつ、いつもどおり眠りにつきました。そして、翌日の早朝、ものすごい尿意を感じ、トイレに行きました。
寝ぼけて行ったトイレで……
寝ぼけてトイレに行ったせいか、便座のフタを上げずに座ってしまい、慌てて立ち上がると、フタがうっすらピンク色……。とっさに「破水だ」と感じました。
慌てて主人を起こし、「破水! バスタオルもう一枚持ってきて!」と頼み、私はトイレに準備していた破水セット(バスタオル、生理用夜用ナプキン数枚、レジャーシート)からナプキンを取り出して股にあて、腰にバスタオルを巻きました。
思いもよらないスピード出産!
そのあとすぐに病院に連絡し、車のシートにレジャーシートを敷いて急いで病院へ。そしてそのまま出産……という流れになりました。初産にもかかわらず、破水してから出産までは7時間足らずで、あっという間の出来事でした。
冷静に対応できたのも、友人の出産が破水から始まっていて、その際の体験談がとても役立ち、自分も冷静に出産を迎えようと心づもりができていたおかげだと思います。最後は産むぞ! という気持ちが大切で、後はどうにでもなるとどんと構えておくことが大切だと思いました。
赤ちゃんを迎える準備はいろいろとあると思いますが、心の準備が一番必要かもしれません。いざというときに、冷静に対応できるように、早め早めの準備が重要だと思いました。
著者:おおば いりこ
いわゆる高齢出産で初産、現在育休中のママ。育児と仕事の両立に不安を感じながらも、周りの友人らから情報をもらいつつ、初めての育児に奮闘中。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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