息子が生後11カ月になっても、初めての子育てに悪戦苦闘していました。そんななか、2週間のうちに2回もぎっくり腰になってしまった、私のつらい体験談をご紹介します。
あれ……痛くて動けない!
第1子ということもあり、子どもの顔が見えていないと不安で、24時間息子の隣にいるような生活を続けていた私。すると、気付かぬうちに体が悲鳴を上げていました。生後11カ月ごろ、抱っこしていた息子を床におろした瞬間、私の腰に激痛が走り、そこから一歩も動けなくなってしまったのです。
夫が帰ってくるまでのあいだ、どうにか息子のおむつを替えたり、ごはんを食べさせることだけ済ませました。そして帰ってきた夫に子育てをバトンタッチし、次の日は病院に行くことになりました。
診断の結果は「ぎっくり腰」
病院で腰のレントゲンとMRIを撮ったところ、診断の結果は「ぎっくり腰」。医師からは「とにかく安静に」と言われたので、家に帰って横になるしかありません。病院からは湿布とコルセット、痛み止めの飲み薬を処方されました。
しかし、子育ては休み続けるわけにいきません。はじめの2~3日はできる限り安静にしていたのですが、少しずつ痛みが少なくなってきたので、椅子に座ったまま息子を抱っこしたり、食料品を買いに外出したりしていました。
なんと2週間後に再発!
はじめのぎっくり腰から2週間後、買い物から帰ってきて荷物を床に置いたとき、また腰にあの激痛が走りました。なんと二度目のぎっくり腰になってしまったのです。前回と同じ病院に行くと、医師から「安静にしていなさい」と厳しく言われ、同じ薬を処方されました。
「ぎっくり腰はクセになると大変だよ。重いものは極力持たないようにしないと。2週間は安静にするように」と医師から忠告され、買い物も夫に頼むように言われました。反省した私は重いものは持たず、安静を心がけ、なんとか三度目のぎっくり腰にはならずに済みました。
ぎっくり腰を気にしながらの生活
その後、腰痛が落ち着いてからも、重い買い物はネットスーパーやスーパーの宅配制度を利用するようにしました。また、息子をたくさん抱っこしたあとに少しでも腰が痛むときは、湿布を貼ってコルセットを装着し、なるべく休むように心がけています。再びぎっくり腰にならないよう、気をつけながらの生活です。
いくら子どものことがかわいくて心配でも、自分が体を壊したら元も子もないと痛感。無理を重ねて動けなくなるより、自分の体のことを気にかけながら子どもと向き合うことが大切だと気付いた出来事でした。
著者:夏目ゆり
6歳と3歳男児、1歳女児の母。3人の子育てをしながら自身の経験を活かし、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。