悪気がなくても傷つく言葉
私の両親には、処置入院をするにあたって長男を預かってもらわねばならず、すぐに報告。病院に駆けつけてくれ、長男を連れて帰ってくれました。
義両親への報告は、一連の手続きなどが落ち着いたころに、夫から連絡をしてもらうことに……。しばらく経っても私の悲しい気持ちは拭えませんでした。
流産後、久しぶりに会った義父母は私のことを気遣ってくれました。
しかしそのとき、日ごろからデリカシーがない義母が私にかけた言葉は「△△さん(私の名前)には〇〇(長男の名前)がいるから大丈夫だよね!」。
そのときの私には「長男がいるから悲しくないよね!」「こども1人はいるんだからいいじゃない」という意味に聞こえてしまい、とてもいやだったことを覚えています。
もしかしたら「長男の存在が支えになるね」という意味だったのかもしれませんが、なんにせよ大丈夫、ということはないし、それを当人ではない義母に言われたくありません。さすがに耐えられず、その日は予定を切り上げて帰宅しました。
言葉は本当に難しいので、言葉の真意はわかりません。しかし当時の私はセンシティブな状態だったので、少し考えてから発言をしてほしかったと思ってしまいました。私も言葉選びには気をつけなければ、と思った出来事です。
著者:菊池りさ/30代女性・会社員
男子2人のママ。オーディション番組やリアリティーショーが好き。
作画:赤身まぐろ
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年11月)
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