実家暮らしの状況に焦る
現在の夫と、まだ彼氏・彼女の関係だったときの話です。夫と交際して半年が経過したころ、兄が結婚しました。
そのことで実家暮らしだった私は「このまま実家でぬくぬくしていてはダメなのでは?」と、焦りを感じるように。
自分から「結婚」は言い出せないから…
ひとり暮らしをすることも考えましたが、結婚したい思いもあったため、「今ひとり暮らしをしてもお金の無駄ではないか」とあれこれ思案。彼から同棲や結婚を提案してほしく、毎週末、彼がひとり暮らしをする家に行き、食事をつくるなどしましたが、喜びはしてくれるものの、彼からプロポーズの言葉はありません。
そして、「もっと一緒にいたら彼もより意識してくれるのではないか」と思い、ある日彼の家でテレビを見ていた際に、「職場にもここからのほうが近いし、私、5万円くらいでここに下宿してもいいかな?」と彼に提案。
すると彼は驚きながら「下宿!? それなら、結婚して一緒に住もうか」と言ってくれ、突然、結婚が決まったのでした。
今振り返ると、どうして同棲や結婚ではなく「下宿」を提案したのか、自分でも不思議に思います。ただ、結婚後、夫が打ち明けてくれた話によると、彼は私と付き合うまで長年「結婚は気が重いから生涯独身がいい」と考えていたよう。そのため、私が結婚をせっつかなかったことが逆に、彼の気持ちを結婚へと導けたのかもしれないと感じました。
著者:美咲一花/50代女性・子育てが終了し、これからは半分は自分のために、半分は夫婦で楽しみたいと思っています。
イラスト:sawawa
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年11月)
ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!