私は現在、第一子の出産を目前に控える妊婦です。
よく本などで妊娠中はこむら返りが起こりやすくなると書いてあり、情報としては頭に入っていましたが、私は妊娠中期まではその経験はなかったため、すっかり忘れていました。しかし、妊娠8カ月ころに入った途端、つらい夜が襲ってきたのです。
突然やってきた、恐怖のこむら返り!
妊娠8カ月ごろの夜、普段通りお風呂を済ませ、布団に入って眠りにつきました。ウトウトとしはじめたそのとき、急に右脚に痛みが走り、ピーンとつり始めました。
目が覚め、起きて脚をさすったりストレッチをしたりしましたが、なかなか痛みは治まりません。その夜はひたすらこむら返りの痛みに耐えながら、治まるのを待つだけのつらい夜でした。そしてその日以来、こむら返りに襲われるようになり、そのたびに「またか……」と感じる日々が続いたのです。
3つのこむら返り対策
あまりにも頻繁に脚がつるため、通っていた整体の先生に相談し、アドバイスをもらいました。実際に私がおこなった方法は以下です。
①適度な運動
無理のないストレッチやウォーキングなど、軽めの運動を毎日おこないました。特に脚のストレッチは入浴後に入念におこないました。
②食生活の改善
カルシウムやマグネシウムなどのミネラルを多く含む食材を食べるようにしました。乳製品、魚、豆製品など、メニューに組み込みやすいものをできるだけ毎日摂っていました。
③骨盤調整
私が通っていた整体は妊娠中も通えるところだったため、そこで月に1回ほど、骨盤の歪みを治してもらう施術を受けていました。
こむら返り対策の実践後の変化
毎日運動や食事に気をつけることは、はじめは大変ですが、慣れてくるとそれほど苦痛ではなくなってきます。1週間もすると自然と生活の中に運動や食事を組み込めるようになっていきました。
整体の施術後は、おなかをせり出して歩くことはなくなり、姿勢も良くなりました。この3つの対策を実践するようになってから2週間ほど経つと、私の場合、こむら返りの頻度も少なくなっていったのです。
脚がまったくつらなくなったわけではありませんが、つることがあっても軽く、痛みを伴うほどではありません。痛みに耐えるだけのつらい夜からは解放され、毎日ぐっすり眠れるようになりました。
もし対策をしていなかったら、おなかも大きくなった今もあのこむら返りが続いていたかと思うと、ゾッとします。アドバイスをくれた整体の先生にはとても感謝しています。もう少し妊娠期間は続きますので、この習慣を続けていこうと思います。
著者:塚田さき
第1子妊娠中。普段は作業療法士として訪問看護ステーションで勤務。自身の体験をもとに、主に体験談を中心に執筆している。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。