妊娠していることが判明したミミさん。離婚を決意するも、赤ちゃんの存在を目の当たりにしたミミさんは……?
第二子妊娠で夫のモラハラが加速
病室に戻ったミミさんは、赤ちゃんを産む意思はあるものの、離婚は諦めないことをワタルさんに伝えます。
「俺がカケルを諦めると思ってるの? 裁判してまで争いたい?」
ワタルさんの半ば脅しのような発言に、ミミさんは言い返すことができません。
つわり症状に苦しむミミさんに対し、ワタルさんは巧みな話術でまたも離婚をうやむやにしようとします。
「言い争いするのは、カケルにもおなかの子にも良くないよ」
「中絶手術には夫の同意が必要なんでしょ?」
子どものことを持ち出し、あくまで離婚に応じない意思を見せるワタルさん。
カケル君を妊娠したときには見られなかったつわり症状もあり、ワタルさんの言葉に従うしかないミミさんなのでした。
ミミさんが第二子を授かったことで、ワタルさんは以前よりも離婚を強く拒否するようになってしまいます。
しかし、このままワタルさんに支配された結婚生活を続けることは、ミミさんにとって大きなストレスになるはず。
妊娠すると情緒が不安定になり、思うように動けなくなることもあります。
専門機関や周囲の助けを借りて、少しでもミミさんが心穏やかに過ごせるといいのですが……。
暴力は決して許されることではありません。暴力被害から身を守るために、まずは地域や警察の相談窓口に連絡してください。内閣府の「DV相談ナビ#8008(はれれば)」に電話をかけると最寄りの配偶者暴力相談支援センターにつながります。匿名でも相談できるので、ひとりで悩まずにまずは話してみてくださいね。