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「本当にあなたの子の体操服ですか?」息子の体操服が紛失。保育園の防犯カメラを確認してもらうと…

1歳の息子が保育園に通い始めてからというもの、何度かお友だちのお洋服やタオルなど持って帰ってしまうことがありました。子どもが自ら片付けていることもあり、入れ間違えてしまうことがあるようです。息子の物をお友だちが持って帰ってしまったこともあったので、保護者同士“お互い様”という雰囲気になっていました。そんなある日、息子の体操服が行方不明に。いつものように誰か間違えて持って帰ってしまったのだろうと思っていたのですが、数日経っても出てきません。そこで保育士さんに相談してみると……。

 

窃盗ですよね…?

保育士さんに相談すると「探してみたのですが園にはなくて……」とのこと。最後に使ったのは保育園なので、保育園で無くなったのは間違いありません。新しい体操服を買おうか迷いましたが、安いものでもないし、もう一度園で探してもらうようにお願いしました。すると、保育士さんから電話がかかってきて、「体操服をAくんが棚から取り違えて持って帰っているのが、防犯カメラで確認できました。ただ……。Aくんの保護者に問い合わせたのですが……」と話しにくそうにしています。保育士さんの話では、Aくんの保護者は「間違えて名前を書いてしまって返せない」「弁償するので許してほしい」と言っているとのこと。私はこの発言に違和感を覚えました。理由は、体操服のタグに息子の名前を私が大きく書いていたからです。人の名前が書いてある体操服にまた名前を書くなんてことがあるでしょうか……。 

 

ひとまず体操服は返してもらうことにして、保育園で自分の目で確認しました。するとやはり、タグは切り取られ、別のタグにAくんの名前シールが貼ってあります。私はAくんのお母さんに「本当はAくんの物ではないってわかってたんじゃないですか?」と言うと「いいえ、タグは元々取れていました」の一点張り。タグなんてそう簡単に取れるものではないし、ハサミできれいに切り取った形跡があることをたずねても、「息子が持って帰ったから、息子のだと思って名前を書いただけ」と認めようとしません。頭にきた私は「でも、防犯カメラにも映ってるんですよ? これは立派な窃盗だと思います。警察に相談しましょうか」と伝えました。するとAくんのお母さんは慌てた様子で平謝り。「ごめんなさい、ごめんなさい、どうか許してください」と何度も言って、取ってしまったことを認めました。保育士さんからもなだめられ、仕方なく私はこの話を水に流すことにしたのでした。

 

その後、体操服は弁償してもらい、Aくんのお母さんは菓子折りを用意し謝ってくれましたが、今後Aくん親子と関わるつもりはありません。保育園で友だちの物を間違えて持って帰ってしまうのは仕方のないことです。しかし、そのことを利用して、自分の物にしようとするのは間違っていると思います。今後は私も日ごろから持ち物を間違えないようにし、息子にもよく言い聞かせ、気つけようと思った出来事でした。

 

 

著者:谷口ひかり/30代・ママライター。1歳の男の子を育てるアラサーママ。意思表示ができるようになった息子は地面に転がり今日も泣いている。初めての育児に奮闘中。毎日の楽しみは寝かしつけ後の晩酌。

 

作画:yoichigo

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年11月)

 

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