PTA役員を拒否するママ
8歳の息子が通う小学校では、PTAの役員に加え、学校内の掃除や通学路のごみ拾い、朝の交通安全当番など、さまざまなお手伝いがあります。年度始めのある日、今年の学校の役員とお手伝いを決めるため、学校に集まりました。
まずは「役員したい方いますか~?」と前年の執行部の方が立候補を呼びかけますが、案の定今年も立候補者はおらず、役員未経験の保護者でくじ引きをすることに。その結果、私を含めた5人が役員に決まりました。すると、息子の同級生のママで役員に決まったAさんが、いきなり「なんで給料も出ないのにこんなことしなきゃいけないんですか!? 頭おかしいのか、お前ら!」とものすごい勢いで怒り始めたではありませんか。
静まり返る教室。すると、この役員とお手伝い決めを取り仕切っている前年の執行部の方が、「PTAはお子さんが小学校に通っている間、全員が順番に当番をする決まりですので、お願いします」とキッパリ。他の方々から拍手が起こる中、Aさんが「納得できません! 私はしないから!」と言います。しかし執行部の方は、もはやAさんをスル―。「では当番を決めていきます……」と淡々と話を進め、Aさんは怒りながらバタバタと退室。残った人たちで顔を見合わせ、その後Aさん分も含めた当番を決めました。
その後、私は年に何度かある役員会議に出席したのですが、Aさんの姿はありませんでした。他の役員の方に聞いたところ、どうやら連絡すら取れないそう……。その後もついに1年間1度もAさんは役員会議に出席せず、みんなでAさんの仕事をカバーしながらその年の役員の仕事を行いました。
確かに学校の役員やお手伝いが大変なのは理解できますし、家庭の事情もそれぞれあるのかもしれません。しかし私は、、保護者たちに文句を言っても仕方がないと思っています。Aさんの言動を見て、たとえ嫌なことでも任されたことはこれからもしっかりやり遂げていきたいと反面教師にした出来事でした。
著者:佐野ちか/30代・ライター。8歳の息子と4歳の娘を育てながら、週5回パートに出るワーママ。自分のしたいことも楽しむアクティブ系。真面目でやさしく研究熱心な息子と、ポジティブで明るくひょうきんな娘に癒やされる日々を送っている。
作画:Pappayappa
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年10月)
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