尿漏れというと、高齢の方がなるものだとばっかり思っていた私。まさか自分が妊娠中期ごろから尿漏れに悩まされるとは思っていませんでした。病院で相談してみると、意外と妊娠中の尿漏れは多いそうです。妊娠中にできることと産後に尿漏れにならない方法を教えてもらいました。
ショック!くしゃみで尿漏れ
妊娠6カ月ごろからおなかが目立ち始めたことと並行してトイレが近くなりました。当時、鼻炎だった私は、くしゃみと同時に尿漏れを起こしてしまうことが多々あり、尿漏れシートをつけていないと心配な状態でした。
尿漏れなんて高齢の方の悩みだと勝手に思っていたので、かなりショックを受け、夫にも相談できませんでした。
妊娠中にできる尿漏れ対策
尿漏れがひどかった私は、病院で相談してみることにしました。意外にも妊娠中の尿漏れはよくあると言われ、少し安心しました。ただ、このまま放っておくと、産後も尿漏れが続いてしまうことがあるので、「腟を締めることを意識してください」と言われました。
肛門と腟に力を入れて、その後、緩めるという体操を繰り返すと、尿漏れが改善するそうです。また、用を足す際に尿を途中で止めて出してを繰り返す方法も効果があると聞き、ふだんから意識して実践しました。
産後の対処法
出産後は、体調が落ち着いてから仰向けになって股関節をストレッチする方法をすすめられました。産後1カ月ごろからストレッチを始めたところ、気が付けば咳のときもくしゃみのときも尿漏れの心配がなくなりました。
骨盤の引き締めにも効果的と聞いていたので、改善されてからも、産後しばらくは意識してストレッチをするようにしました。
尿漏れは、妊娠中の体調の変化の中でも、いちばん長い期間悩んでいたかもしれません。なかなか恥ずかしくて相談しづらかったのですが、思いきって相談したことで、産前産後の予防策も指導してもらえたのでよかったと思っています。
著者:深田ようこ
三児の母。夫とは二回り近い年の差婚。子ども服のショップ店員など、結婚するまでは子ども向けの仕事に携わる。現在は芸能や育児に関する記事を中心に執筆中。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。