わが子は軽度の卵アレルギー。オムライス、ケーキ、お好み焼きなど、避けるしかないメニューも少なくありません。そんななか、「卵抜きのたこ焼きも作れるのでは?!」と思いついたときの体験談を紹介します。
卵必須だと思い込んでいた「たこ焼き」
1歳半くらいになれば、食べられるものの幅もぐんと広がります。ですが、娘には卵アレルギーがあるため、卵抜きのレシピであることが前提です。
ある日、お焼きを作っているときに、お焼きはお好み焼きのようだけど卵が入っていないということにふと気付きました。ひょっとして、たこ焼きも卵抜きで作れるのでは?! とひらめいたのです。「しまじろう」に登場するキャラクター、とりっぴいの好物がたこ焼きという設定なので、娘もたこ焼きに興味がある様子でした。
レシピよりも水分少なめがコツ!
小麦粉やダシを合わせて生地を手作りすることももちろんできますが、今回は手軽に粉と水の配分を試しながら作りたかったので、市販のたこ焼き粉を使うことに。ただし、市販のたこ焼き粉にはあらかじめ卵白粉などが含まれている商品もあります。卵アレルギーがある場合は、卵成分が含まれていないかどうかの確認が必要です。
選んだ卵不使用のたこ焼き粉で何回か試作した結果、卵が入らないために表面の焼き固まり方が少し弱いようでした。そこで、レシピから卵と卵の分の水分(50~60cc×個数)を除くとちょうどよかったです。ちなみに、たこ焼き粉250g、水600ccが一番好みの焼き加減になりました。
カスタマイズできるのが手作りのよさ
わが家のたこ焼きは、ホットプレートの付属プレートで焼きます。子どもも手伝いたがるので、火傷しないように生地を混ぜる係をお願いしました。そして、さんざん“たこ焼き”と書いてきましたが、実は娘用には噛み切りにくいたこは入れていません。ツナ、豚肉の薄切り、コーン、チーズ、キャベツ、水菜などが具材です。
薄味で食べて欲しいので、娘の分にはソースもかけませんでしたが、おいしそうに平らげてくれました。好きなようにカスタマイズできることも、手作りならではですね。
試行錯誤が必要かと思っていましたが、意外とすんなり形になってくれました。調べてみると、屋台のたこ焼きは卵抜きのタイプも少なくないようです。パーティー感覚でたくさん作って冷凍しておいても便利なので、定期的に家族で楽しんでいます。
著者:柴崎諒子
2016年2月長女を出産。2019年3月に第2子出産予定。元雑誌編集部勤務で、企画・編集・営業・ライターを経験。現在は仕事をセーブしつつ子育て優先。妊娠・出産・子育てに関する記事を中心に執筆している。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。食物アレルギーの原因食品の除去は、医師の診断のもとにおこない、必要に応じて相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。