息子の面倒を快く引き受けてくれた夫。しかし仕事から帰るとドアチェーンで締め出し！？まさかの理由は

 

夫に丸1日子どもを任せるのは初めてで心配だった私は、事前に息子に食べさせる離乳食を2食分準備し、外出。仕事の合間に夫と連絡を取り、息子の様子を確認。20時に仕事を終え、おなかもすいていましたが、息子と夫のことが気になるため、食事もせず家路を急ぎました。息子と夫は日中、車で1時間ほどの距離にある義実家にお邪魔する予定だったので、「その後の食事とお風呂と寝かしつけくらい何とかなる！」と夫は豪語していました。

 

21時ごろ、自宅前に到着した私が玄関ドアの鍵を開けると、なんと、内側からドアチェーンがロックされていて開きません。夫の携帯電話を鳴らしてみるも応答がなく、ドアの隙間から中を除いてみても様子は不明。何度か携帯電話にかけても変わりはなく、何かあったのかと不安になってきました。いつもなら息子は寝ている時間のため、息子を起こすのではないかとインターホンを鳴らすのは躊躇しましたが、やむを得ず鳴らしてみても状況は変わらず……。寒さと空腹の状態で、30分以上玄関前で四苦八苦していた私。その後も夫の携帯やインターホンを鳴らし続け、1時間ほど経過したとき、ようやくガチャっとドアチェーンのロックが外され、夫が出てきました。「もう！ 何度も電話したのに、何してたの！？ 心配したんだから！」と問い詰めると「ごめんごめん、疲れて寝ちゃってた……」と言います。なんと夫は、ドアチェーンをロックして寝落ちしていたのです。「なんで私が帰ることをわかっててロックしてたのよ！」と言うと「目を離したすきに息子くんが鍵を開けて出ていったらいけないと思って……」とのこと。確かにワンオペ育児中に小さな子が自分でドアを開けて出て行ってしまうという話は耳にするので、きちんと対策してくれたことには感謝しました。しかし、そのあとすっかりロックのことを忘れてしまっていたなんて……。帰宅予定の家族がいることを、もっと意識しておいてほしかったです。寝落ちしたと言っていたので息子のことが心配でしたが、特にアクシデントはなくいつも通り寝ているようで安心しました。

 

今回の件で、お互いの帰りを待っているときにドアチェーンをロックする場合は寝落ちないように気をつける、もしものときのために携帯をそばに置いておくなどの対策をするように。子どものことに気を取られすぎて、それ以外のことがおろそかにならないよう気をつけようと夫婦で決めるきっかけになった出来事です。

 

 

著者：川中あいこ／40代・ライター。マイペースな3歳の息子と、おてんばな1歳の娘を育てるママ。夫は帰宅時間が遅く平日ほぼワンオペ。転勤族で、日本中のおいしい物が食べたい。老後はどこに住むか想像するのが好き。

 

作画：yoichigo

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています（回答時期：2024年12月）