こんにちは、保育士の中田馨です。赤ちゃんがハイハイができるようになると、どんどん自分で動けるようになってきます。おむつ替えの途中にくるりとひっくり返って逃げてしまう、なんてことで困っているママも多いのではないでしょうか?
何度連れ戻しても上手にくるっとひっくり返る赤ちゃんのおむつを替えるのは一苦労です。「5秒待ってくれたらおむつを履かせることができるのに!」と思っちゃいますよね。そんなおむつ替えがスムーズにいかないとき。赤ちゃんにどうアプローチすればいいのでしょうか?
おむつ替えをスムーズにする2つのアプローチ法
私が保育所や自分の子どもの育児でよく使っている方法を2つ紹介します。
とにかく話しかける
赤ちゃんの目を見ながらとにかく話しかけます。それも大げさに! 私はよく手を使わず目と口をきゅっと閉じてパッと開いて「いないいないばあ」をして赤ちゃんを笑わせます。また、普段とは違う低い声や高い声を出してみたりもします。
そのときだけの特別なもの(好きなもの)を与える
赤ちゃんが好きなおもちゃや、そのときだけ触れるものを与えて、落ち着いてもらうのも一つの方法です。おむつ替えのときだけのスペシャルなものを用意してあげましょう。
どちらの方法にも共通しているのが、赤ちゃんの意識を「寝返りではなく別のものに向ける」ということです。
テープ式とパンツ式どちらがいい?
「くるっとひっくり返る時はテープ式のおむつよりパンツ式の方がいいのでしょうか?」という質問を受けることがあります。赤ちゃんの意識を別に向けることができるのなら、どちらでもママの使いやすいほうにすればいいと思いますよ。
これっていつまで続く?
おむつ替えのときにごろっとひっくり返るのはいつまで続くのでしょうか? その子によって期間は違いますが、1歳近くになるとじっと待ってくれる子が増えてきます。赤ちゃんがくるっとひっくり返るのが先か、ママがおむつ替えを完了するのが先かという、競争のようなおむつ替えの時間ですね。
あまりにうまくいかずイライラしてしまうときもあると思いますが、ママがイライラすると赤ちゃんに伝わり余計にうまく替えられない場合もあります。赤ちゃんは寝返りが楽しくてしているだけですので、「寝返りではなく別のものに興味を引きつける」ことができるといいですね!