遠方の花火大会へデート計画
彼氏と付き合っていたころ、夏に遠方で開催される花火大会に行く計画を立てました。
夜には近くのホテルに泊まる予定で、いつもとは違う非日常のデートに胸を躍らせていた私。計画の段階からわくわくしていた私は、花火大会の日が待ち遠しい気持ちでいっぱいでした。
突然の生理と不安な気持ち
ところが、宿泊の前日になって生理が。楽しみにしていただけに、私は落ち込みました。せっかくのお泊まりデートなのに、生理中だとどうしても気がかりが増えてしまうからです。宿泊施設のシーツやタオルなどを汚してしまわないか、体調を崩さないかなど不安がよぎり、彼に迷惑をかけたくないという気持ちもありました。
それでもお泊まりに行く準備を整えて、「早く明日になってほしいな」と私はウキウキした気持ちでいました。
母の言葉に戸惑いと驚き
その当時、実家に住んでいた私。お泊まりの準備をしていると、母から「明日、本当に泊まるの? 生理なのに大丈夫?」と思いがけない言葉をかけられました。
母なりに心配してくれたのだと思います。その心配してくれたのはうれしい反面、「生理で本当に行って大丈夫?」と、「やめたほうがいいのでは?」というニュアンスで聞かれるとは思っておらず、予想外の母の言葉に私は驚いてしまいました。
それでも彼と泊まりに行きたい気持ちは変わらず、「大丈夫。心配してくれてありがとう」と伝え、翌朝予定通りに家を出発。自分の気持ちを優先した結果となりました。あのとき生理を理由に花火大会に行かなかったら、後々まで「行きたかった」という気持ちを引きずり、後悔していたかもしれません。
彼とのいい思い出になりましたし、何年経っても、あのとき花火大会デートに行ってよかったと今でも思っています。同時に、今思うと、娘である私の体調を心配する母の気持ちもとてもわかるので、あのときは驚いてしまいましたが、私のことを気づかう言葉をかけてくれた母にはとても感謝しています。
著者:nanoka22/社会人として約10年働いたのち、現在は2児の30代ママ。収入源を複数化し、働く時間と場所を問わない働き方を模索中。コンテンツクリエイターとして、自身の経験をもとにした体験談や考えを執筆している。
イラスト:おんたま
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2024年11月)
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