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恥ずかしくて言えない…痔に悩むママに助産師がアドバイス!

ベビーカレンダーの人気コンテンツ【助産師に相談】の中から特に注目をあつめた質問の内容を一部抜粋してご紹介します。今回は妊娠中の痔に関する相談です。

妊婦さんのおしり

 

「気軽に専門家に質問ができて、さらに返信も早い」とママから日々感謝の声が寄せられているベビーカレンダーの人気コンテンツ【助産師に相談】の掲示板。その中から特に注目をあつめた質問の内容を一部抜粋してご紹介します。今回は、妊娠中の痔に関する相談です。

 

Q. 出産直前に痔になってしまいました

現在、妊娠39週、子宮口も3cm開いているとのことで、もういつ陣痛が来てもおかしくないねと昨日の健診で言われました。今日、おしるしもあり、いよいよかなと思っているのですが、先程排便もしていないのに突然痔が発生してしまいました……。

 

1人目のときに、分娩のいきみでひどい痔になったので、今回もなるだろうとは覚悟しているのですが、陣痛すら起きていない時点で、しかもいきんだり力をいれたりしなくても、突然痔が発生することはあるのでしょうか? これも、胎児がおりてきている事による現象なのでしょうか……。

 

また、突然できてしまった痔(外痔核)の場合は、冷やすのと温めるのとどちらがいいのでしょうか。

 

宮川めぐみ助産師からの回答

妊娠39週に入られて、体の準備もお産に向けて進んでいるようですね。お尻に痔ができてしまったということで、書いてくださったように赤ちゃんが下がってきていることもあると思います。出てきてしまうとショックですよね。


いきみ方も排便するときには「はー」と息を吐きながら力を入れていただくとうまく腹筋を使いながら出せるので、痔を防ぐことができますよ。また温めていただくといいと思います。痛みが引けば収めることもできると思いますので、少し様子を見てみてくださいね。

 


※参考:ベビーカレンダー「助産師に相談 」コーナー

※診断や具体的な治療については医師の指示にしたがってください

 

妊娠中の便秘に注意!

便秘とは排便がスムーズにおこなわれない状態のこと。また、排便があっても硬くてコロコロした便だったり、排便後にまだ出し切っていない不快感があったりする場合も便秘と言えます。1日1回、バナナ2本分くらいの排便があるのが理想的です。

 

妊娠中はホルモンの影響で腸の動きが悪くなり、子宮が大きくなり腸を圧迫する影響で便秘になりやすくなります。便からの水分の吸収が増えて、便が硬く小さくなることから、便意をもよおしづらくなることも。また、便秘で硬くなった便を排泄したり、子宮が肛門付近の静脈を圧迫したりすることで痔になることもあります。


※参考:ニュース(医療)「妊娠中の便秘・痔について【原因と予防】」【監修者:産婦人科 | 横浜市立みなと赤十字病院産婦人科 副部長 池谷 美樹 先生

 

妊娠中の痔に関する体験談

妊娠中の痔に悩まされるママは意外と多いようです。体験談をいくつかご紹介します。

 

「私は長期入院をしていたのですが、入院中におしりに痛みを感じたら助産師さんや先生に『実は……』と相談していました。(中略)私は産後、下痢が続いたり便秘になったりと、しばらくおなかの状態が落ち着かず、痔の痛みも長引いたため、気を付けたことが体を温めることでした。退院するときに『おなかや腰回りを冷やさないこと』と先生に言われていたのですが、なかなかゆっくりお風呂につかることもできないので、市販の体を温めるシートなどを活用していました!少し時間はかかりますが、ひどくならずに今は落ち着いています。(mingoさん)」

 

「なんとなく便意はあるのですが、出ないという状態が続き、トイレにこもる時間が長くなっていきました。このままではいけない……と、なんとかがんばって排便しようと何日かがんばっていると、ある日、おしりがとても痛くなりました。そうです、痔になってしまったのです。(中略)そんなときに活躍したのが、ウォシュレットと赤ちゃん用おしりふきです。痔の状態がひどい場合には、ウォシュレットは使わないほうがいいようですが、私の場合、水圧を最弱にして使用したところ、痔の痛みが和らぎました。また、赤ちゃん用おしりふきは、傷にやさしいのか、痛みなくふき取ることができ、重宝しました。(石原みどりさん)」

 

「妊娠6カ月のころから毎日あった排便が2日おきになり、気付けば丸4日排便がないという状態になっていました。産科の先生には恥ずかしさからなかなか相談できず、トイレにこもる時間がじょじょに長くなっていく日々……。トイレでおなかをマッサージ、肛門を刺激することで排便を促していましたが、便秘気味になってから2カ月ほどたったころ、排便後のおしりに違和感を感じ始めました。そんなとき、排便後に肛門のあたりがチクチクと痛みました。トイレをのぞくと水が真っ赤です。あせった私は、翌日、産科の医師に相談し、液体の下剤と注入軟膏を処方してもらいました。注入軟膏を3週間ほど継続して使うと、肛門の痛みが引き、出血もなくなりました。(中略)ところが今度は次男を授かって妊娠5カ月目のこと。なんと痔の症状がレベルアップして再発してしまったのです。すぐに産科の先生に相談すると、『いぼ痔』であると診断されました。指で押し戻して体内に戻るようであれば、手術などの必要性は少ないとのことで、注入軟膏と痔の症状を和らげる漢方薬を処方していただきました。次男出産までは、適度な運動と食事の工夫、服薬で様子を見ることになり、無事に出産を終えました。(簗田智花さん)」

  • ベビーカレンダーは、妊娠や育児のお悩みを抱えたママさんの強い味方でありたいと思っています。自分だけではどうしても解決できなかったとき、不安で仕方がないときは本物の助産師や管理栄養士がリアルタイムでお悩みや質問にお答えする『助産師に相談』『管理栄養士に相談』の掲示板をぜひご活用ください!

 

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