働くママにとって、心強い味方がおじいちゃんやおばあちゃん。保育園の送迎をしてもらったり、病気になったら預かってもらったり、お世話になる機会は多いと思います。でも、そのために“孫疲れ”をしてしまう祖父母が増えているそう。祖父母との付き合い方について考えました。
なぜ“孫疲れ”が起きるの?
おじいちゃんやおばあちゃんにとって孫は目に入れても痛くないほどかわいい存在。預かるのだってうれしいに違いありません。でも、それは“たまに”だからいいのであって、日常的に孫のお世話をするとなると話は違います。
小さな子どものお世話は体力的にも大変です。ケガをさせないよう常に気を配らなければならず、知らず知らずに疲れを溜めて体調を崩してしまうこともあります。それでも孫かわいさに「知らない人に預けるくらいなら」と言ってくれる祖父母は多いでしょう。
だけど、そうやって孫中心の生活が続くことでストレスが溜まり、“孫疲れ”になってしまうのです。では、預ける側としてはどういうことに気を付ければいいのでしょうか?
1)あてにしすぎない
祖父母にもそれぞれの生活があります。「子どもが熱を出したので預かって」と突然言われたら、自分たちの予定を変更せざるを得ないこともあります。予定があるのなら断わればいいと思うかもしれませんが、子どもや孫に気を使って断われないという祖父母も多いのです。
祖父母に預かってもらう頻度が高い人は、行政や民間のサービスを利用しつつ、“どうしても”というときだけ祖父母を頼るようすると、祖父母への負担が減らせるはずです。
2)細かく口出ししない
頻繁に預かってもらうようになると、育児方針の違いからトラブルになることもあります。お菓子をあげないでほしい、テレビを見せないでほしい……。祖父母はよかれと思ってしていることでも、パパやママには気に入らないこともあると思います。
だからといって細かく指示をしすぎると、祖父母にとってはストレスの原因になってしまいます。預かってもらうときはあまり神経質になりすぎないで、相手に任せるようにすることも大事です。
3)きちんとお礼を伝える
親しき仲にも礼儀あり。「孫なのだから面倒をみてもらって当たり前」という態度では、祖父母だっていい気はしません。お世話になったら毎回必ず「ありがとう。おかげで助かりました」と感謝の気持ちを伝えることを忘れないで。
4)金銭面で負担をかけない
子どもの食事代や交通費など、金銭面でも頼りっぱなしはNGです。一つひとつの金額は小さくても、積み重なると大きな出費になります。祖父母からは請求しにくいものなので、こちらから支払いを申し出て、金銭面では負担をかけないようにしましょう。
いくら自分の孫とはいっても、小さな子どもを預かるのは大変なこと。祖父母の気持ちを考えずに押し付けてしまうと“孫疲れ”になり、祖父母との関係もぎくしゃくしてしまいます。預かってもらうのを当たり前と思わず、気づかいを忘れないようにしましょう。