見かねた同僚男性がズバッとひと言
仕事の内容は、体の大きな人の清拭やトイレの介助など。Aさんは「ちょうどいま誰もいなくてー」「お願い」と言います。つわりも始まり体調がすぐれない時期だったうえに、重労働でもあったため、妊娠への影響が心配で、不安を抱えながら働いていました。
ある日、Aさんからいつものように重い荷物を運ぶのを頼まれていたとき、後ろから男性看護師であるBさんが「俺が運びますよ」と声をかけてくれました。そしてAさんに、「妊娠中の人に重い物持たせないでください」「必要でしたら俺がするので」と言ってくれたのです。
Aさんは、バツが悪くなったのか、顔を赤くしてその場を離れました。後から聞いたところ、Bさんの奥さんもちょうど妊娠中だったそうです。つわりがつらそうな姿を見ていたので、思わず声をかけてくれたようです。また、私のことを心配していた同僚のCさんから連絡があり、Aさんは、私が夜勤が免除されたことについて、「別に妊娠は病気じゃないんだから働けばいいのに」「妊娠してても普通に働けるでしょ?」と別の同僚に漏らしていたことがわかりました。
同じ看護師として妊婦に対して、「病気じゃないのにずるい」と思う人がいるということに驚くとともに、快く思わない人がいる事実を痛感した出来事でした。妊娠中に周囲が手を貸してくれたり、勤務を調整してもらったりしたことに、改めて感謝の気持ちを忘れてはいけないと感じました。今後、他のスタッフが妊娠したときには、私も積極的にフォローしていきたいと思います。
著者:阿部 咲花/30代女性/3歳、6歳の姉妹を育てている医療機関に勤めているフルタイム母
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年1月)
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