初めての妊娠はうれしかったけれど、出産時の痛みの恐怖に襲われました。出産では会陰切開という処置があるかもしれないと知り、注射の痛みにすら耐えられない私は一気に不安に……。そこで私がおこなった会陰切開対策と、出産時に体験した会陰切開のお話をご紹介します。
妊娠の喜びと出産の恐怖が同時に…
私にとって会陰切開という処置は、想像以上に日々のストレスとなりました。会陰を切開、または切開しなかったとしても裂けて痛みを伴う場合もあると知りました。そこで出産経験のある友人に相談したところ、「会陰マッサージをすると会陰切開をしなくて済む場合もある」と聞きました。
出産の際の痛みを少しでもなくせるならと、会陰マッサージを実践してみることにしたのです。
毎日頑張った会陰マッサージ
できるだけ会陰切開をしたくないという思いが強まった私は、妊娠8カ月に入ってから毎日お風呂でオリーブオイルを使ってマッサージを開始することに! バスチェアに座っておこなうとしづらかったので、バスタブに片足を上げてマッサージをするようにしました。
マッサージする際には滑らないようにお風呂マットを敷き、上げた足の下には畳んだタオルを敷くことで滑り防止をしっかりおこないました。マッサージをすることにより痛みの不安が和らいだので、実践してよかったです。
いつの間にか終わっていた会陰切開
会陰マッサージを続けて妊娠38週に入ったある日、ついに陣痛が来ました! 陣痛が10分間隔になったので病院へ行き、すぐに分娩室へ移動しました。いよいよ赤ちゃんが出てくるところで会陰が伸びておらず、結局会陰切開することに。
陣痛の痛みと赤ちゃんに会いたい一心で、会陰切開の痛みは感じませんでした。切開した所を縫いましたが、その際も感触のみで痛みは感じなかったと思います。妊娠中の出産や会陰切開への恐怖は、経験していないから当然です。やはり「案ずるより産むが易し」なのかなぁと感じました。
妊娠中は出産に対して不安と恐怖に襲われましたが、その不安は周りの人へ相談するのが大切だと感じました。会陰切開することになりましたが、出産までに自分ができることをして、不安や恐怖を取り除いて出産に臨むということが重要だと思いました。
著者:酒井美希子
一児の母。フードコーディネーターの資格を取得し、食品メーカーの商品開発やマーケティングに従事。現在は出産を機に退職し、妊娠・出産・子育てに関する記事を中心に執筆している。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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