私はアメリカのミシガン州に家族3人で住んでいます。昨年末、アメリカと日本の航空会社を乗り継いで、生後4カ月の娘と初めて帰省しました。準備万端で挑んだつもりだったのに予想外のことが起こり、夫婦2人で始終慌ててばかりだった帰省旅行のことをお伝えします。
情報収集で準備万端! リュックもパンパン
航空券を予約する時点でバシネットの空きがないことがわかり、座席を大人2人分しか購入していなかったため、どうやって子どもを座らせるか非常に悩みました。そこで折り畳めてリュックのサイズになる簡易バシネットをオンラインで購入したのです。
私たちの膝の上にのせて安定するよう、プラスチック板を入れて補強したものを持っていくことにしました。そのほかには、子どもの着替えやおむつ、タオルなど予備もたくさん用意したのでもうリュックはパンパンでした。
不安なことは医師に相談
生後4カ月の娘を飛行機に乗せて大丈夫かどうか不安に思うところもありました。そこで担当の小児科医に、娘を長時間私たちの膝の上の簡易バシネットの中に寝かせてもいいか質問したところ、特に健康面で懸念することがないと言われました。
また、その医師から、耳抜きの対策として離陸してすぐ授乳をすること、飛行機が飛んでいる間に赤ちゃんが長く睡眠が取れるように調整してあげると両親が楽に過ごせるなど、役立つアドバイスももらいまいした。
娘もぐっすり、簡易バシネットが大活躍
ドキドキの子連れ初飛行機。娘が一番泣いたのは、なんと機内アナウンスでした。首がすわったばかりでほとんど動かない月齢だったので起きている間は膝の上の抱っこで凌げました。寝始めたらバシネットに乗せていたのですが、娘はバシネットの中でぐっすり。
授乳は授乳ケープを使用しておこないました。ぐずって泣いても、隣の席の女性にやさしく声を掛けてもらったり、アメリカ人のフライトアテンダントがあやしてくれたり、予想外に快適なフライトになりました。
まさかの悪天候で飛行機が遅延に
ところがアメリカ出発が天候のせいで遅れ、日本に着いたときには乗継便の時間にほぼ間に合いそうにありませんでした。それでも航空会社の係の方が、成田から羽田のバス移動の手配までを手伝ってくれたので、出発5分前に飛行機に搭乗することができたのです。
しかし、荷物が多くてバタバタと焦ったり、子どものおむつ替えのタイミングを見計らっていたら時間がなくなるなど、時間の余裕がないスケジュールは精神的にとても疲れました。
ドキドキの初子連れ飛行機、準備を十分にしたので快適なフライトを楽しめましたが、飛行機が遅れて乗継に焦るという予想外の出来事がありました。それでも何とか故郷に着き、家族とお正月を過ごすことができて良かったです。
著者:仲本まゆこ
自身の体験をもとに、妊娠・出産・子育てに関する体験談を中心に執筆している。