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「く、苦しい…」「救急車を呼んで」激しい動悸や頭痛、嘔吐…病気に翻弄された衝撃体験談

突然の体調不良に襲われ、救急搬送されたり、原因がわからないまま苦しんだりした3人の女性たち。食中毒のような症状、激しい動悸、激痛と嘔吐―。それぞれが命の危険を感じる中、診断までに至るまでの体験を語ります。

 

食中毒のような症状が…2年かけてわかった病名は

逆流性食道炎になった女性

 

ストレスが多くなる中、ある日突然、食中毒のような症状に襲われました。初めは食中毒と診断されましたが、1カ月経過しても症状は改善せず、複数の病院を受診。逆流性食道炎(胃酸が食道を逆流することで食道に炎症を起こす病気)向けの薬で一時は症状が和らいだものの、胃カメラ検査でも原因は特定されず、結果として体重は20kg減少しました。2年間の受診の末、専門医により逆流性食道炎の所見が認められ、治療が開始。ストレス要因の解消とともに、症状はほぼ落ち着きました。

 

◇◇◇◇◇

 

内科の専門医でも、逆流性食道炎の判断が難しい場合があることを知りました。私の場合は年齢や性別、体型、症状などを踏まえて逆流性食道炎ではないと判断されたようです。疑わしい症状が続く場合は、特定疾病の専門医に診てもらったほうがいいなと思いました。

 

監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)

獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開院。2024年に新鎌ケ谷くぼた皮膚科泌尿器科を開院、日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門は泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouTuberとしての情報発信もおこなっている。著書に『EDかも!?と思ったら読む本』(自由国民社)がある。

 

著者:40代女性/主婦

イラスト/きょこ

 

激しい動悸やめまいが…パニック障害を発症

パニック障害を発症した女性

 

出張先からホテルに戻った際、激しい動悸、息苦しさ、ほてり、めまいに襲われ、「死ぬかもしれない」と感じた経験があります。同行していた上司の手配で救急外来を受診しましたが、初回の検査では異常は見当たりませんでした。翌日も体調不良が続き、内科を受診しても原因は不明。先輩の助言を受け精神科を訪れた結果、パニック障害と診断され、休職に至りました。その後8カ月の休職を経て、今はパートとして勤務しています。現在は症状が軽減しているものの、特定の状況下で動悸が再現し、苦悩が続いています。

 

◇◇◇◇◇

 

発症前までできていた当たり前のことができなくなったのは、とても悔しかったです。働くことは、当たり前ではないことに気付かされました。また、精神疾患が体に与える影響が大きいことを身をもって感じました。

 

監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)

2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。

 

著者:40代女性/主婦

イラスト/きょこ

 

 

激しい頭痛と嘔吐で倒れて救急搬送。診断は…

髄膜炎になった女性

 

昔から頭痛薬を常用していた私ですが、ある日、仕事中に激しい頭痛と寒気、吐き気に襲われ、職場で嘔吐。そのまま救急車で搬送された先の病院で、髄膜炎(脳を覆っている髄膜に炎症が起こる病気)と診断され、入院生活が始まりました。入院2週間で8kgの体重減に至り、「こんな思いをしてまで痩せたくない」と痛感しました。

 

◇◇◇◇◇

 

今も発症した原因がわからず完治したわけでないので、正直怖い思いをしています。頭痛を甘く見るべきではないと強く認識する結果となりました。異変を感じたら早めに対処したいと思っています。

 

監修/窪田徹矢先生(くぼたクリニック松戸五香院長)

獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開院。2024年に新鎌ケ谷くぼた皮膚科泌尿器科を開院、日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門は泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouTuberとしての情報発信もおこなっている。著書に『EDかも!?と思ったら読む本』(自由国民社)がある。

 

著者:30代女性/主婦

イラスト/きょこ

 

まとめ

それぞれの体験から、診断の難しさや症状の深刻さ、そして専門医の受診の重要性がわかります。自分の体に異変を感じた際には、早めの受診と適切な医療判断を受けることが命を守る上で不可欠ですね。

 

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています

 

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