音が気になった女の子は…
商業施設でトイレに入ったときのことです。最初は私ひとりだったのですが、あとから幼稚園児くらいの女の子とお母さんが入ってきました。
私は生理だったため、流水音を流しながらナプキンを交換。しかし、ベリベリッという音を完全に消すことはできませんでした。すると、女の子がお母さんに、「この音は何してるのかな?」と質問する声が。私はお母さんがどう答えるのか気になり、耳をすませました。
生理について説明するお母さん
次の瞬間、なんとお母さんもナプキンを替え始めたのです。同じような音がして、女の子は「この音か!」とわかったよう。続けてお母さんは、「この血は生理っていって、赤ちゃんが産めるよという合図なの」「これ(ナプキン)は、この血をキャッチして下着が汚れないようにしてくれているの」と、生理とナプキンについてしっかり説明。
私は「子どもは理解できているのかな?」とドキドキしながら聞いていたのですが、女の子は「そうなんだね!」と納得したようでした。
生理について隠さずにしっかりと説明している、お母さんと女の子の会話にほっこりした私。私も将来子どもができたら、ちゃんと生理について教えてあげようと思った出来事でした。
著者:渡辺さあや/20代女性・管理栄養士を目指す大学生。これまで生理のことは気にせず生活してきたが、ある医師と出会い、自身の生理を見直すことになり現在に至る。
作画:まっふ
監修:助産師 松田玲子
医療短期大学専攻科(助産学専攻)卒業後、大学附属病院NICU・産婦人科病棟勤務。 大学附属病院で助産師をしながら、私立大学大学院医療看護学研究科修士課程修了。その後、私立大学看護学部母性看護学助教を経て、現在ベビーカレンダー、ムーンカレンダーで医療系の記事執筆・監修に携わる。
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています(回答時期:2025年1月)
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