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昨年、赤ちゃんのスキンケアや肌トラブルに関する調査結果が発表されました。これは、ドコモ・ヘルスケア株式会社と株式会社ナチュラルサイエンスが、赤ちゃんの皮膚トラブルに関する論文（※1）を参考に、小児科医の監修・指導のもと育児記録アプリの利用者を対象に実施した調査とのこと。調査結果から見えてきた、赤ちゃんのスキンケアや肌トラブルの実態とは？
保湿ケアをしていても多くの赤ちゃんが肌トラブルを経験
調査結果によると、91％のママが赤ちゃんの保湿ケアをしているにも関わらず、肌トラブルを経験している赤ちゃんは82%にも上るとのこと。また、「赤ちゃんがよく経験している肌トラブル」では「乳児湿疹」が最も多く、「脂漏性湿疹」「おむつかぶれ」「よだれかぶれ」なども含め、“特に0～3カ月の赤ちゃんに多い症状を経験していた”ことがわかったそうです。
生まれてすぐからケアをするママ多し！ しかしケア方法はそれぞれ
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また、赤ちゃんが生まれてすぐからスキンケアを実施していたというママは73％とのこと。しかし、その方法はそれぞれのようです。
体の洗い方では「手とガーゼ」で洗うママが54％、「手のみ」で洗うママが44%という結果でした。また、頭を洗うときの洗浄料は「顔・体用シャンプー（ボディソープ）」62％、「頭・頭髪専用シャンプー」29%、「固形せっけん」7%、顔を洗うときの洗浄料は「顔・体用シャンプー（ボディソープ）」76%、洗浄料を「使用していない」15%など、ケアの方法はまちまちだったと伝えています。
1カ月健診の時期に最も心配なのは「皮膚」について
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「赤ちゃんの1カ月健診の時期にママにとって一番心配なこと」を調査した結果では、半数以上のママが「皮膚」と回答したとのことです。
89％が何かしらのアレルギー素因を持っている！
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さらに、二親等以内の親族がなんらかのアレルギーを経験している率から算出したところによると、「なんらかのアレルギー素因を持っている赤ちゃんの割合」は、なんと89％にも上るといいます。
「やさしく洗う＋たっぷり保湿」のスキンケアを！
この調査を監修した、赤ちゃんのスキンケア指導の第一人者・杉山 剛先生は、同調査に以下のコメントを寄せていました。
生まれてすぐからの「やさしく洗う＋たっぷり保湿」のスキンケアが、赤ちゃんの皮膚を健康な状態に保ち、皮膚のバリア機能を高めることが様々な研究で報告されています。実際、私の勤務していた病院でも赤ちゃんの沐浴を「スキンケア沐浴」にイノベーションすることで、1ヶ月健診を受診する赤ちゃんの皮膚状態が改善(※2)しました。生まれてすぐから行うスキンケアは、赤ちゃんの将来への投資ともいえるでしょう。「おはよう、はみがき、スキンケア」、スキンケアが日本の新しい習慣になることを願っています。（ドコモ・ヘルスケア株式会社ニュースリリースより引用）
多くのママが赤ちゃんのスキンケアに関心を持ち、また生まれてすぐからケアを実施しているにも関わらず、肌トラブルを経験している赤ちゃんは多いという事実。赤ちゃんのスキンケアの重要性、そして難しさを感じる結果となりました。
※ナチュラルサイエンス／ドコモ・ヘルスケア調べ（監修 一宮西病院小児科部長 杉山 剛先生）
※1 杉山 剛他,1ヵ月健診を受診した新生児の母親による新生児スキンケアの現状,日本小児皮膚科学会雑誌33(1) : 7-12, 2014
※2 杉山 剛他,スキンケアを重視した新しい沐浴法が新生児の皮膚状態に与える影響,日本小児皮膚科学会雑誌 35 (3)：1-8，2016
＜赤ちゃんのスキンケアに関するアンケート概要＞
調査主体：ドコモ・ヘルスケア株式会社／株式会社ナチュラルサイエンス
調査時期：2018年7月24日（火）～ 2018年7月31日（火）
分析対象：育児記録アプリ「育ログ」ユーザーで0～1歳までの赤ちゃんがいる方
調査方法：インターネット調査
有効回答数：496人
